1999年 年賀状

 暑中お見舞い申し上げます 女将「夏休みには北アルプスへ行く言ようたが    新幹線はコールドジョイントがあって、コンクリートが落ちて    危ないけぇ〜行いきんさんな」 旦那「コンクリートが落ちてきたら、    わしゃ〜 "おコールド。ジョ、イ、ン、ト"駄洒落にもならんか」 女将「あんたが寒いギャグばっかり言うけぇ、         私の風邪が直りゃ〜すまぁ〜がね」 旦那「わしがギャグ言や〜"清涼感あふれるギャグ、有難うございます"               言うて、みんな喜んでくれるでぇ〜」 女将「バカじゃねぇ、それは皮肉だっちゅうの」 女将さんがヨセテ、ヨセテ、アゲテ、だっちゅうの、をしている姿が   我輩の脳裏をよぎった、瞬間我輩は凍りついた。 多分、旦那も凍りついたに違いない。 次の日、旦那は風邪でダウンした。 以来、1週間我輩の散歩は休みになった。 暑い夏、体力の落ちた身体は、寒いギャグでも十分に風邪を引きます。 くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます。 1999年 盛夏              犬のファティー

1999年 暑中見舞い  

  暑中お見舞い申し上げます   旦那と女将さんは北海道旅行に行きました。   旦那は飛行機に乗るのが初めてなので、天満宮にお守りを   貰いに行ったりして、大騒ぎでした。 旦那「お守りをもろうてきたけえ安心じゃ」 女将「私のお守りは?」
旦那「一つありゃ〜ええよ、飛行機が落ちにゃ〜みんな無事じゃけぇ」 女将「お〜お!落ちた時にゃ〜自分だけ助かろう思うとるんじゃろ〜」 旦那「うるさいの〜、そのときゃ〜わしにしっかり抱きついとけ〜や、   ついでに助かるじゃろ〜」   飛行機が落ちる事も無く、無事5日間の旅を終えて帰って来ました。 旦那「北海道で一番えかったのは、やぱりガイドさんじゃのう」 女将「そう々話が上手だったネ〜」 旦那「わしが30歳若けりゃ〜会社やめて北海道に行くがのう」 女将「バカな事を言わんと、鏡を見てみんさい、   ガイドさんにも選ぶ権利があるんで」 旦那「エ〜ア〜?*!?・@%&・・・」   女将さんは何か勘違いしているようだ。   食べきれないほどの料理と、豪華なホテル。   車、テント、ユースホステル、奮発しても国民宿舎にしか   泊まったことの無い旦那と女将さんには、夢のような、   5日間だったに違いない。お金もずいぶんウウウ〜ン。   女将さんが出す訳はないし、   宝くじが当たった話も聞かないし・・・・  まぁ!いいかぁ。   980円のドッグフードじゃぁ〜これ以上悪くなる事もあるまい。   あれから1ヶ月半、今日も朝から騒がしい。 女将「暑い暑い暑い、あ〜あ暑い」 旦那「うるさいの〜、心頭を滅却すれば、火もまた凉し・・・カァ〜ツ」   旦那と女将さんは雑念の塊、   今日もクーラーはフル回転。クーラーを持たない我輩は昼寝で雑念を滅却し、   涼を得るしかない。暑い暑い暑い、あぁ暑い。   雑念、雑念飛んで行けぇ〜ワォ〜ン。ああ〜あ!やっぱり暑い。   くれぐれもご自愛のほどお祈りいたします。     ファティーより     1998年 盛夏