2001年 年賀状

   あけましておめでとうございます    今年も、あと数日・・・・・・ 旦那「今年もだめかなぁ〜」旦那は弱気である。 女将「年末まで夢を見ようやね」 旦那「当たれば会社を辞めて悠悠自適!ガイドを雇って    マッターホルンにでも登るか」 女将「私は家を建て替えたいなぁ」    我輩は思う。多分今年も宝くじは当たらないだろう。    有田家に来て10年、毎年繰り返されてきた光景である。    旦那は多分年末から山に行きテントの中でカンキ(歓喜?寒気?)に    震えながらマッターホルン登頂の夢でも見ているに違いない。    ところで宝くじは当たりましたか?旦那は毎年叫んでいます。    「まだぁ〜運はぁ〜使い果たしていないぞぉ〜〜〜」    今年もよろしくお願い申し上げます     2001年 元旦       犬のファティーより

2001年 暑中見舞い 

   暑中お見舞い申し上げます    旦那が胃カメラを飲んだ。 女医「立派な、胃潰瘍ですよ〜」 旦那「ありがとうございます。え〜!・あ!むむむむむむ〜」 女医「今日から、タバコとアルコールを控えてください。」 旦那「あの〜ちょっとだけビールが飲みたいんですが・・・」 女医「ああ〜いいですよ!・そのぶん、治りが遅くなるだけで、    死ぬような事はないでしょう・・」 旦那「ぎゃふん・・」病院から帰ってきた旦那はなぜか、上機嫌だ。 旦那「インホームドコンセントもしっかり受けられたし 若い女医さんで良かったぁ〜」    まぁ〜、定年前の旦那から見れば、現役で働いている人はみな若い。    胃潰瘍治療中の旦那だが、例年のごとく、夏休みには北鎌尾根から    槍ヶ岳に登るぞ〜・・と、騒いでいる。どうやら命に別状はないようだ。    我輩も一安心。「あぁ〜あっ!ビールが飲みたいなぁ〜」    今日も旦那の悲痛な叫びが聞こえる。    くれぐれもご自愛のほどをお祈り申し上げます。     2001年 盛夏        犬のファティーより