2002年 年賀状

   あけましておめでとうございます    我輩には相も変らぬ1年であったが、女の子は長野県の信大病院に転勤。    女将さんは全日本選抜ボーリング大会を最後に痛めていた膝の手術をした。    旦那は胃潰瘍でヘリコバクター、ピロリと戦った。    防府から萩をMTBで往復した旦那は腰痛になった。    年寄りの冷や水と言わなにくわぬ顔で出勤している 旦那「後1年半で定年かぁ〜」 女将「年金は貰われんのんで、どうするんね」 旦那「ウ〜ン」 女将「60歳じゃ〜ええ仕事は無いよ」 旦那「とりあえず牛乳配達でもするか」 女将「そりゃ〜ええね〜。2人でやろうや。    うちが運転するけえ〜あんた配りんさい」 旦那「ムムム〜」    こんな会話を交わしながら正月を迎えているに違いない。 旦那「あた、あた、当たったぁ〜宝くじを何処に隠そうか」 女将「れ、れ、冷蔵庫の中、いいいい、いんじゃ〜ない」    今年も旦那はしょうこりも無く、こんな夢を見ている。    宝くじは絶対に当たらない。我輩が保証する。    年が明ければ、宝くじが外れた旦那は、お賽銭を   「今年は、良い年でありますように」とお参りに行くだろう。    神様も大変だ。    今年も宜しくお願い申し上げます     2002年 元旦         犬のファティーより

2002年 暑中見舞い 

暑中お見舞い申し上げます。 我輩も旦那に負けないほど歳を取った。 最近、人は猿が進化したのだと確信した。 旦那がその典型だ。旦那が登山道のない、ヤブ山に登るのも、 決して趣味ではない。絶対に本能に違いない。 特に旦那は一万年進化が遅れていると思う。 先日、全身毛むくじゃらの旦那がヨダレを垂らしながら近づいて来た。 我輩は食べられては一大事と懸命に逃げた。 「ファティーまてぇ〜腹がへちょるんじゃぁ〜」我輩は走った。 全力で走った。心臓が飛び出しそうに苦しいほど走った。 腹が減ってるわりには、旦那は早い。とうとう、 シッポをつかまれてしまった。振りほどこうと我輩はもがく。 ヨダレでクチャクチャの旦那の顔が近づいてきた。万事窮す。 旦那に食べられるなら、まぁ!いいかぁ〜我輩は観念した。 ・・ウン!ア!エエ〜!・・なぁ〜んだ。夢かぁ〜。 我輩、木陰で昼寝をしていたのだが、陽が高く上がって、 後ろ足からシッポにかけて、陽が照りつけている。 ;やれやれ・・また、木陰に移動だ。 暑い日差しが照りつける季節となりました。 ご自愛のほどお祈り申し上げます。  2002年 盛夏       犬のファティーより