この場所だけは失いたくない。

彼らにとっての真実がここに存在し、そして彼らがそれに気づいたときに本当の未来に向かって歩み始めるだろう。

























を抱えて一本道を下る。エドの背中は明らかに怒っていた。

これでさらに怒らせるようなことを言わなきゃいけないなんてね…。

次第に"痛み"が弱くなっていき、はようやく息を吐いた。






「ごめん…。受けるつもりはなかったんだ」

小川の近くに降ろしてくれと頼んだの第一声がそれだった。

「何のことだ」

強い光を持つ金の瞳が水の流れを見つめる真紅の瞳を追っていた。

「あの場所で昔何があったのか、君たちが…」

最後まで言い終わらないうちにエドに胸ぐらを掴まれた。

「兄さん!」

「何で…!!」

「こんな風に"痛み"を受けてしまうような能力なんて何の役にも立ちはしない。人を不快にさせ、ロイに迷惑をかけるだけだ」

太陽のように輝く金をとらえないように真紅の瞳が閉じられる。

「俺は真理に言われた。俺は世界を歪ませるだけの最悪な存在だってね」

「真理…」

"痛み"が駆け抜け、は歯を食いしばる。

「…でも、俺は殺されることも、自分で死ぬこともできない。まだ、試したことはないが」

急な振動に思わず目を開く。目の前には強く輝く金色があった。

「ふざけんな!大体何て目してんだ!」

「君たちの過去を見てしまったことは謝る」

「んなことじゃねぇよ!あんた、まさか自分で…!」

「まだやってない。もし本当に死ねなかったらそっちのほうが恐い」

危険な目だ、とエドは眉をひそめる。

何か引き金になるようなことがあれば迷う事無く命だろうが何だろうが代価にしてしまいそうだった。

たとえそれが、禁忌である人体錬成をなすためだとしても。

急に咳き込んだに、エドはかなりきつく掴んでいたことに気付いた。慌てて手を離す。

「悪い…」

「いや…、俺が悪いんだ。本当にごめん」

「兄さん、すぐに手を出す癖は何とかした方がいいよ」

これではどっちが兄なのかわかりはしない。はその様子に目を細めた。

「俺はね、本来はここにいるはずの者じゃないからね」

理解できない二人はただ黙って次の言葉を待っているようだった。

「だから俺がいることでこの世界に歪みが生じる。死ぬべきじゃない人間が死ぬんだ…」

「そんな…」

「信じられないのはわかる。恐らく、その罰で俺は"痛み"に苦しめられるんだよ」

ちょっと待てとエドが手を挙げる。

「"痛み"…」

静かに頷いたは兄弟を交互に見つめた。

「うまく定義づけはできないけど…、誰かの何か思い出したくもないことがふいに蘇ってきた時に感じる強い苦しみ」

は一度大きく息を吐き出した。そうでもしないと息が止まってしまいそうだった。

「それが増幅されて伝わる。その人のつらい記憶を、その地に残された悲痛な声も望まなくても聞こえてくる、感じ取ってしまう」

「どうにかならないんですか?」

鎧なのだから表情なんてあるはずがないのに彼からは感情が伝わってくる。

「大きな"痛み"は俺の力じゃどうにもできない。ただ無防備な状態で"痛み"に晒されるしかない」

「だって…、それじゃさんが…」

鎧が泣きだしてしまいそうな顔に見える。幻覚だとすればかなり自分はまずいところまで来てしまったのかもしれない。

もともとまずい、なんてレベルにいるわけではないが。

「これは罰なんだよ、アル。いつか君たちが真実に気付いたらきっとわかる」

「真実?」

「これ以上は言えない。歪みを広げてしまうことになる」

はそれ以上は話そうとしなかった。小川の流れを見つめるばかりだった。

「アル、、ちょっとここで待ってろ」

「エド?」

「兄さん?」

「いいな!」

走りはじめたエドは一目散にロックベル家に向かった。やらなきゃいけないことがあった。

二人はエドの言ったとおり付いてはこなかった。

勢い良く扉を開いて電話に向かう。

「あ!エド!さんは?」

「アルと一緒だ」

それだけ答えると受話器を上げた。交換士が回線を繋ぎ替えるこの間がイライラする。

『今度は何だね?』

何が起こったか知らないこの相手に大声で叫んでやりたかった。

「てめぇ!何だってを…!」

?』

他人に対して過剰な反応を見せるロイは初めてだった。

「あんた、わかっててここに来させたのか!?」

『やはり、先程の電話は…』

「そうだ!あいつはあんたに心配をかけないようにわざといつも笑ってんだぞ!」

電話の向こうからは何の反応も返ってこない。

「聞いてんのか!」

『そんなことはわかっている。だが手を離すわけにはいかない』

声の調子が変わり、エドはさらに眉をひそめた。

『もしも私やヒューズがの手を離してしまったら』

その先の言葉が発せられることはなかった。








自分の落ち度が頭にくる。ロイの意識は受話器ではなく別の方向に向けられていた。

に明日になったらすぐ帰るように伝えてくれ」

『言われなくてもそうする』

静かに受話器を置いたロイは頭を抱えた。

「兄失格だな…」

くしゃりと前髪をかき上げ苦笑する。

「大佐は兄だからこそにあの風景を見せたいと思ったのではないのですか?」

「…そのつもりだった。しかしかえって苦しめる結果になってしまった」

「いいえ、はちゃんとわかってます」

やさしい笑みを浮かべるリザの言葉はウソだとは思えなかった。

本当にそう思っていてくれるなら、どんなに…。










































「ここ、本当にきれいなところだね」

「気に入ってもらえて僕も嬉しいです。でも…」

はいつもの調子で軽く声をあげて笑った。

「もう大丈夫だよ。ロイは事情を忘れるほど俺にこの場所の風景を見せたかったんだ」

それはよくわかってるさ、とさらにレベルアップした笑顔を披露していた。

「大佐とさんって何だか兄弟みたいですね」

「あぁ。それからマース…、ええと、ヒューズもね」

懐から一枚の写真を取り出しアルに渡した。

「うわー、さんって本当に小さかったんですね!」

「誰が虫眼鏡でみても見えないくらいちぃさいかー!」

自分の兄とまったく同じ表情で怒るに思わずアルは吹き出した。

「本当に、なんだか兄さんを見てるようだなぁ」

さすがに恥ずかしかったようで、は照れ隠しに髪をかき上げた。

「エドも真実を知ったら…っと危ない危ない」

「待たせたな」

帰ってきたエドをいつも見せる笑顔で迎える。

「大佐が明日になったらすぐ帰れって」

「ロイが?」

電話をかけに行ったことはすぐにわかった。

「…そうだね。俺がここにいたら歪みを作ってしまうかもしれないからな」

「違う!そんなことじゃ…!」

「いや」

は立ち上がって服を叩いた。

「俺が帰らないとロイの仕事がいつまで経っても終わらないからね」

誰かに似ていると思ったのは間違いなかった。

草むらに寝っ転がって二人で遊んだ。自分に向けられた笑顔はとても素直で、こちらまで嬉しくなる。

ずっと昔に見て以来の弟の笑顔によく似ていた。

は…、無理して笑ってばかりいるのかと思った。

俯いたエドの頭に羽のように優しく手が降りてきた。
































「すいません。何だか騒がせに来ただけで…」

「いいんだよ。またおいで」

「…はい」

の泣き出しそうな笑顔に満足そうに頷く。

さん、二人にあまり無理しないように言ってください。私じゃ聞いてもらえないし」

こんなにも思ってくれる人がいる彼らは幸せ者だと思う。

「了解。見かける度に言っておくよ」

「何だよ!お前まで小姑みたいに…」

「あぁ、エドは照れてるだけだから。ウインリィちゃんは気にしなくていいからね」

実に女の子らしい表情で微笑むウインリィにやはりエドもアルも満足そうにしている。

ゆっくりと列車は動き出す。見えなくなるまで手を振り続けるウインリィに三人も答えていた。






































「さて、さっさと帰らなきゃ仕事が溜まるぞ…」

駅で二人と別れたはトランクを下に置いて背伸びをしていた。

気が済んでからそのトランクを拾い上げて抱え込む。

本当にここのところ東部の情勢は不安定になっている。面倒なことに巻き込まれるとまた帰るのが遅くなってしまうのだが。

やはり軍人としては見過ごしてはならない。

「お、お前いつの間に…」

動き出す前の列車を占拠して何をやらかすつもりだったのか。しかし女性を人質に取るのは許せない。

「あのさ、悪いんだけど人質は俺にしてくれない?」

列車から降りる前に変装済みのため、まだ自分であることは気づかれていないようだ。

ガラスがゴロゴロして目が痛い。

を上から下まで見てから頷く。体型と服装からして軍人に見えないと言われても仕方ない。

むしろ服装は仲間意識を持たれても仕方ないかもしれない。

「いいだろう」

後ろ手に手錠をかけられさらに体中をワイヤーに撒かれてコイルのようになってしまった。

これはこれでおもしろいと言えばおもしろい。あまりに滑稽な巻き方に笑いを我慢することができない。

「かなり食い込んでるんだけど…?」

「黙ってろ!」

条件通り女性を解放した点は褒めてやりたいところだ。

足音をたてて集まってきたのは東方司令部所属、ハボックとブレダ、そしてそれぞれの部隊だった。

当然の姿を確認して信じられないと言う顔をして見せた。はそれに笑顔で答える。

何かを叫ぼうとしたハボックの口をブレダが塞いだ。

犯人側は人質となっている者が東方司令部の中佐、であることを知らない。そのことに気づいての行動だったのだろう。

「お前らんとこのマスタング大佐か中佐を呼んでこい!おまえらじゃ話にならねぇ!」

その中佐が人質。は思わずほくそ笑む。

いきなり背を蹴られて地面に頬を押しつけられた。危うく地面とキスをするところだった。

背中に膝を立てられるが、幸いにも骨張った膝ではなかったため刺さることはない。

「よせ!」

ハボックの声が駅のホームに響き渡る。の中では彼が思っているほど深刻な状況ではなかった。

数日前に強い"痛み"を感じたため何だか今は何が転げてもおかしい気分だ。

「ちょっといい?大佐なら呼べるけど人質、全員解放してくれないかな?」

「一般人のお前が司令官を呼べるわけねぇだろ」

「や、だって友達だし。そこの軍人に頼んで無線機持ってこさせてよ」

やってみて損はないと判断したようで、言われたとおりに無線機を持ってくるように軍人に指示をする。

この辺りが甘い。

無線機のセットをしている間、はずっとハボックとブレダへ抜けた笑顔を向けていた。

東方司令部に繋がれた受話器を投げてよこさせた男はに受話器を押しつけた。

「もしもし?俺だけどロイに繋いでくれる?」

しばらくして不機嫌そうな声が聞こえてきた。

『何の用だ?』

「やー、申し訳ないんだけど駅まで来て欲しいんだ。ちょっと人質になっちゃって…」

『…私は忙しい。冗談に付き合っている暇はない』

「動けないんだ。助けてよ」

押しつけられた受話器がはずされ、ようやく息をつくことができた。思い切り押しつけなくてもいいものを。

顔に跡が残っていないといいが。

「マスタング大佐だな。駅までこないと人質がどうなるかわかってるだろうな?」

『…要求は何だ』

「今すぐ来い!」

派手に受話器を吹っ飛ばして軍人の元に返す。よしよし、壊さなかっただけまだマシだ。

「おい、黙ってろと言ったはずだ」

黙ってはいる。ただちょっと鼻歌を我慢できなくなっただけだ。

「これ、いい曲でしょ?」

「顔面全体をテープで留めるぞ?」

「…じゃあ黙っています」



もちろん、彼が来る前に決着をつける。結果的にはただロイは自分を駅まで迎えに来ただけになるだろう。

相変わらず膝は立てられたままだが、左手を少し動かすことくらいバレはしない。

右手にはめられた指輪に触れる。



ものすごい轟音に全ての人が耳を塞ぐ。風が、嵐が吹き荒れた。

つむじ風がワイヤーを切り裂きを自由にした。最後に手錠の鎖が切られる。

「あーあ、変な痕がついちゃった…」

吹き飛ばされた男達は風圧で地面に押しつけられていた。

「何者だ!」

パン、と音をたてて合わせられた手からは数本のナイフが現れる。左右にはめられていたガラスはとうの昔に吹き飛んでいた。

「その色…、まさか!」

「そのまさか。俺が、階級は中佐で東方司令部所属だよ」

髪をかき上げるはあまりにも美しかった。それに魅入られた全ての者が動きを止める。

そう、とても気分は愉快で仕方がないのに。それと同時に酷く残虐な自分が顔を出している。

視線の先の者を全て切り裂いてしまいそうな瞳にハボックやブレダでさえ背筋が凍った。

「…当たらないといいね」

そういって手からはナイフが放たれ、男達は地面に昆虫標本のように留められた。

危険な色に輝くの瞳は彼らさえ目を離すことができなかった。

「そこまでだ」

手を掴まれたその体温にはっとする。

「ロイ…、って早!」

「とっくの昔に連絡は来ていた。それより何をしている!」

「じゃあさっきの誰!?いやそれより何って…、まあダーツじゃないのは確かだね」

ごすっと音をたてて毎度の手刀が頭に振り下ろされた。

「脳細胞が減る!」

「少しくらい減っても問題ないだろう?」

「問題あるに決まってるだろ!」

口げんかを始めた上司を無視して部下たちはさっさと現場の処理にかかる。

「大体毎度毎度やられてたら脳細胞なんて死滅しちゃうよ!」

「したところを見てみたいものだな」

「あのー、中佐大丈夫ですか?」

ブレダに何を、と聞こうとしたが左右の手が冷たいことに気づいたは視線を手に向けた。

ワイヤーが食い込んだところで動かした右手は言うまでもなく切れていた。

「ありゃ、気づかなかったな」

「うわー、痛ぇ!」

ハボックの声と実際に見たその傷にぎょっとして一歩下がったロイが慌てて救急箱を取り寄せる。

表情には出さないが何もないところで躓きかけるなんてあり得ない。

このまま下に血溜まりを作るわけにもいかないので再び自分の体内に戻すことにする。

久しぶりに自分の血を舐めた。

「馬鹿者!何をやっている!」

「や、もったいないし…」

「よこせ!」

よこせと言われても人の手は分離できないからそのまま引っ張られて地面に座らされた。

いつも通り黒い服を着ていため、特に血の跡は目立たない。

「痛いか?」

「いや、全く」

ダイレクトに消毒液をぶっかけてくれるのはいつものことだが。

「ロイ待て!痛い!」

「そうか」

「そうかって…!痛い痛い痛い!」

ギャーギャー騒ぐの口を塞ぐのは背後から忍び寄ってきたハボック少尉。

「よし、よくやった少尉」

「すんませんね、中佐」

後で仕事を押しつけてやろう。つい数日前のロイと同じ考えを巡らせながら恨みがましい目でハボックを注視した。

「何をしているんですか」

これぞ天の助け。はこの状況をリザに訴えた。

リザもこのままロイに手当を任せていたら前回のように無駄に包帯を浪費することになるだろうと予想をつけたようだ。

「大佐、私がします。事後処理の指示を出してください」

「む、そうだな」

「ハボック少尉、あなたも事後処理へ」

「りょーかい」

すっかりおもちゃとして扱われていたような気がする。

は不満そうに二人の後ろ姿を見つめていた。

「中佐、手を」

「痛いからやだ」

結局は治療の荒さはリザの方が上であることを知る。

響き渡る悲鳴とは裏腹に、駅の構内はどこかほのぼのした空気が流れていた。



































眉間にしわを寄せて机を眺めているのは仕事の量のせいだけではない。

「…まだ痛い」

「中尉の治療は痛いと言っただろう。それに指先には神経が密集しているんだ、当たり前だ」

「へーへ、俺がみ〜んな悪いんですよ〜」

執務室のソファーに寝転がりもはや今日は仕事をする気がないことをアピールしていた。

どこか神妙な顔をして向かい側のソファーに腰掛けるロイに一瞬だけ視線をやる。

「…

「ストップ。それはリゼンブールについてか、それとも駅でのことか?」

「まずは前者だ」

言うべきか、言わざるべきか。

確かに真実を話せば彼の罪の意識は少しくらいは軽くなるかもしれない。

ただ、時期尚早であるのも確かである。

「それについては全部理解してるから。君が悪いんじゃないしむしろ俺は感謝してる」

じっとこちらを見つめているロイの視線が刺さるようだった。

「とってもきれいだったよ。緑がとっても眩しくて、昼寝してたらいつの間にか寝ちゃってさ」

「そうか」

「アルとゴロゴロしてたら丘から転げちゃって、でもエドも同じことしたことがあるんだって」

いくらか緊張していたロイの表情は少しだけ和らいでいた。

「以上」

「…苦しかったか?」

「ちょっとだけね。でもロイの気持ちで相殺。むしろ楽しかったよ、とっても」

の満面の笑みに一瞬だけ驚いた表情をした。

「俺の兄なんでしょ?だったらちゃんと仕事して兄貴らしいところを見せて欲しいな」

「あ、兄と仕事は関係ない!」

これはかなり仕事が溜まっているようだ…。

また逃亡して中尉に追いかけられることになるだろうと思うと吹き出さずにはいられない。

「後者はパス。やっぱ俺は仕事に戻る」

「おい…!」

素早くソファーから飛び起きたは耳を塞いで走り去っていった。

唖然としているロイの耳に開け放たれたドアをノックする音が入ってきた。

「大佐、何を遊んでいるんですか」

「いや、が…」

「早く机に着いて仕事してください」

どこかでがこの事態を笑っているような気さえする。

やはり仕事を回せるだけ回してやろう、とロイは言われたとおりに机に着いた。

「嬉しそうですね」

「…まあな」

素直に書類の処理を始めたロイにさらに追加分を渡したリザが意味ありげに微笑む。

「兄ならちゃんと仕事しろと言われた…」

「あら、でしたらこちらもお願いします。弟の負担を少しくらい軽くしてあげるのもいいかもしれませんね」

「ちょ…」

さらに積まれた書類に思わず声を上げた。もはや机の上は処理スペース以外の平らなところなど見あたらない。

頭を抱えて落ち込んだロイ。しかしどこか嬉しそうにしているのも事実だった。













「俺の兄なんでしょ」











手のかかる弟。

しかしそれでもかわいい弟であることは間違いなかった。









































あとがきという名のいいわけ

夏休みだというのにこの更新の遅さは何か、といわれましてもひたすら平に〜平に〜。

次回でこの連載は終了です。

残念なことに次回連載予定の小説には主人公氏の犬は出てきません。

ここまで来ると出したくて仕方ないのですがまだちょっと出せないので。

と、いうわけでどういうわけだか次回更新時は次回連載第一話をお届けします(w