情報誌 暮音小路 9号 

2001年12月25日発行

 第6回アートふる山口開催

アートふる山口実行委員長 小山 哲彦 


 秋晴れの中、長かった皆さんの努力を結実してもらいたいと考え迎えた11月3日はあいにくの雨。 きらら博に武者修行に行っていたスタッフも多く例年よりも1ヶ月遅い開催に肌寒く、気分も暗くなりがちですが世代を越えた実行委員会の面々は明るく元気でした!
 思いは通じ2日目は晴天。今年は同時開催イベントが多かったのも特徴です。アートふるの試みへの理解が深まり、この地域の持つ優しさが注目されてきた結果だと思います。ふと足を止めたくなる「小さな美術館」や「グルメショップ」、それを繋いでいく催し等により、まち全体が美術館となり、多くの方々の創意工夫が1つの束になって生まれる可能性の大きさと未来の宝となる新たなエネルギーがまちに溢れました。
 この日を色んな形で支えて頂いた皆さんに感謝すると共に「大内文化のまちづくり」でも中心となる地域を山口の応接間として光らせるこの小さくても確かな歩みをこれからも一緒に見守っていただけたら大変幸せに思います。



 山口まちづくり塾(後半)の活動報告

 この度、県山口土木建築事務所からの委託事業「古甲川多自然型護岸整備ワークショップ」を受けることになりました。
 宮野地区南部を流れる古甲川は、私たちにたくさんのすてきな出会いと思い出を与えてくれます。この感動を子供たちに、さらに孫へと守り伝えていくため、古甲川に関わりある多くの人が、みんなで知恵と工夫を出し合って古甲川のこれからの姿を考え整備計画をまとめます。それが古甲川ワークショップです。



■ワークショップ参加者について


 地権者はもちろんですが、古甲川に関わりがある人ができるだけ多く参加できるよう心がけます。これから実際に公園を使うことになる子供たち、あるいは古甲川を散歩やジョギングのコースに利用している人などです。


■実施スケジュールについて(予定)

全部で5回のワークショップを開催します。参加者の創意工夫により川と公園の整備計画をまとめていきます。

第1回 2月初旬開催予定 「参加の川づくり基礎講座」
     ―川づくりの基本を学ぼう!―

第2回 3月中旬開催予定 「現地体験ツアー」
     ―川の宝物を探そう!―

第3回 4月中旬開催予定 「川づくり作戦会議」
     ―川づくりプランに挑戦!―

第4回 5月中旬開催予定 「川づくりプランニング」
     ―計画案を総点検!―

第5回 6月下旬開催予定 「プランづくり千秋楽」
     ―現地で実大チェック!―



 やこねっとが引越しました!!

 これまで、まちづくりセンターの一角で活動していた「市民まちづくり情報センターやこねっと」は、平成13年12月道場門前商店街(杉本スポーツ跡)にオープンした、山口市市民活動支援センター「さぽらんて」内へ引越を致しました。
 「さぽらんて」は、市民活動に取り組む市民や団体をサポートすることはもちろん、市民が活動を始める「きっかけづくりの場」など、市民活動を活性化するための活動拠点となります。
 このセンターは、平成13年1月の山口市市民活動推進研究会による提言を受け、市が設置したもので、運営は公募によるコンペにより、「NPO法人 やまぐちNPOサポートネットワーク(代表 秋本徹)」が行うこととなりました。いわゆる公設民営のセンターです。
 やこねっとは、「やこねっとWeb」(http://www.pasola.net/~ycnet/)を平成12年12月に開設し、市民活動やまちづくりに関する情報をホームページで発信しています。
 この度、市民活動全般の情報をより充実させるため、支援センター内へ引越しすることとなり、今後は連携を図っていくこととなります。活動場所は移動いたしましたが、今後ともよろしくお願い致します

 「一千年の西の京」部会

 第6回アートふる山口の余韻の残る今日この頃、私達「一千年の西の京」部会は、アートふる山口の趣旨に沿いながら、少し違った角度からの切り口でまちづくりについての調査研究をして参る部会です。
 その活動として例えば、まちづくりですので、インフラの整備やソフトとして観光面や商業面そして、生活面等と多岐に亘るわけですが、今年の主な活動は、アートふる山口の開催地域内でのまちづくりに対する全体的な意識調査を一月中に行う予定です。
 更に二月位から予定として、竪小路筋を中心に戸別訪問をさせて頂き、より突っ込んだ調査を実施させて頂くこととしています。それらの調査終了後に分析等を行い、調査にご協力を戴いた方々に対して報告会を実施して意見交換を行いたいと考えます。
 もしその中の方で部会にお入りになって活動がしたいという事になれば、より素晴らしいと思っている師走です。

 フォト募集結果報告

春夏秋冬 みんなで残そう 「2001年 今の山口」

 山口市の特色のある景観、歴史が感じられるまちなみ、建物、住まい、生活風景、行事等「山口市の宝物」であるものをみんなで記録することにより、将来、まちの移り変わりを振り返り、山口らしいまちづくり、住まいづくりの参考とするため、今年一年をかけて写真の募集を行っています。今回、冬編、春編、夏編の審査結果についてお知らせします。
 冬編の優秀賞は、渡邉サダ子(菜香亭・河村写真館)、田口新三(椹野川のアオサギとカモメ)、松永馨(準山口のたたずまい相良小路)、林協三(サビエル記念聖堂)、長岡邦充(雪の五重塔)、小山哲彦(県政資料館)の皆さん。佳作は寺田満男、山下c子、渡邉サダ子、松永馨、山本十三の皆さん。 
春編の優秀賞は田口新三(SLと桜と菜の花)、友永正男(佐山・河内神社の春祭り)、長岡邦充(緑豊かなパークロード)の皆さん。佳作は、田口新三、村上行輝、坂田和洋、梅本順一の皆さん。
夏編の優秀賞は、斉藤京子(甦町屋社中の市民総踊り)、渡邉サダ子(祇園の鷺舞)、長岡邦充(山口七夕ちょうちんまつり)、田口新三(鮎の井堰のぼり)の皆さん。佳作は田口新三、長岡邦充の皆さん。冬編、春編、夏編の入賞作品は11月3日、4日の第6回アートふる山口の際に、山口まちづくりセンター内で展示・発表されました。
 なお、引き続き秋編のフォト募集を行っております。9月から11月に撮影されたもので市内のものに限ります。締め切りは来年1月末日(消印有効)で、山口まちづくりセンターまでご応募下さい。たくさんのご応募お待ちしています


戻る