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中国自然歩道(生山峠〜広瀬)

概要

ルートマップ
 広島県廿日市市中道と山口県岩国市錦町を結ぶ県道佐伯錦線の県境が、生山峠である。羅漢高原から成君寺までの道程は、道が複雑に交錯している。また、本郷から府谷に越える正下峠への進入口も分かり難い。国土地理院発行の2万5千分の1地図(宇佐郷、周防本郷、周防広瀬)と山口県自然保護課作成のマップ「中国自然歩道G本郷〜羅漢山コース」を照合し、しっかりと事前準備することが大事。
 初めてコースを歩かれる方は、生山峠〜広瀬まで1日で踏破するのは困難。生山峠〜本郷、本郷〜広瀬の2日に分けるのが無難である。

地点時間距離備考
生山峠8時30分発。
羅漢山60分2.1q県内コースの最標高地点
成君寺185分14.9q山代地方の古刹
本郷55分3.4q13時40分着、13時55分発
府谷120分8.0qホタルの里
出合橋50分錦川と宇佐川の合流点
広瀬35分7.7q17時20分着

街道スポット

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生山峠
生山峠
広島・山口県境。藩政時代は、津和野街道が通っていた。
羅漢山
羅漢山頂
標高1,109m。晴れの日は、岩国沖の瀬戸内海まで遠望できる。
羅漢高原
羅漢高原
公共牧場やスキー場が整備されている。夏期は、宿泊施設が営業している。
法華林道入口
法華林道入口
この辺りから色々な道が交錯しているので、道順に要注意。羅漢高原から下ってきて、鋭角に右折すると法華林道。
成君寺入口
成君寺遊歩道入口
本郷村宇塚から三ッ杉を経て西黒沢に至る村道の途中に、成君寺山登山口がある。ここが、成君寺遊歩道の入口でもある。登山口の案内板はあるが、自然歩道の入口を示す標識は無い。
成君寺
山代十一庄屋頌徳碑
慶長地検に反対して斬首された11人の庄屋を頌えて、成君寺境内に建てられた。庄屋達は処刑されたが、その後の年貢は軽減された。
仁王門
成君寺仁王門
本堂は焼失したが、仁王門が残っている。仁王像は、雲慶の作と言われる。雑草に囲まれており、朽ち果てるのが惜しい。
国穏寺
国穏寺
山代和紙の原料である楮の増殖祈祷と各家の菩提のため、念仏堂として建てられたのが起源とされる。
宇塚
宇塚集落
実りの秋を迎え、稲刈りが始まっている。コンニャク芋が良くできている。
本郷小学校
本郷小学校
かつては山代地方の中心地で、毛利藩の代官所が置かれていた。今は、小学校になっている。
正下峠
正下峠
正面山の窪んだ部分が正下峠。昔は、本郷と府谷を結ぶ生活道として使われたが、今は車道が整備されて、殆ど利用されていない。
正下峠入口
正下峠入口
車道から山道に分け入るが、道は荒れ、案内標識がないので全く分からない。前の写真で位置確認をして、見当をつける。植林帯に入ると、はっきりとした道跡が残る。
大久保集落
大久保集落
正下峠を越えると、大久保集落にでる。こちら側にも自然歩道を示す標識がない。右の車道は、本郷に通じる。
八幡宮
府谷八幡宮
山代の6郷7畑4加村は、郷には八幡宮が、畑には河内神社が祀られている。府谷(畑)のみ、後に八幡宮が祀られた。
出合橋
出合橋
錦川、宇佐川、府谷川がが合流する。藩政時代は、山代街道が通っており、1774年に初めて橋が架けられた。
広瀬
広瀬市街
錦町の中心街。右手に錦川清流線の終着駅がある。