2003年3月○日 YSK(山口砂金研究会)会員No1と会員No5のT君の二人で、山口県美川町に砂金調査に行きました。今回は、気軽にしかも安全に砂金掘りが楽しめるという場所を探し出すのが主な目的でした。調査地点は河山鉱山の下流部にあたります。この鉱山の鉱床は熱水性充填(じゅうてん)鉱床で、含銅硫化鉄鉱床としては国内有数の大規模なのだそうです。(日曜の地学 山口の地質をめぐって を参考)

今回調査したのは、須多田橋直下の上流部です。ここの川原には淡緑色の塩基性片岩や泥質片岩の基盤が露出しています。泥質片岩はかなり風化が進んでおり、片理面に沿ってはがれやすくなっています。
塩基性片岩の割れ目にたまった砂の中からも砂金が見つかりました。盤たたきよりもクラックを攻めた方がいい結果でした。
本日同行した会員No5のT君です。今回の収穫は、私よりも量・質共に勝っていました。直径1mmの円状のものをいくつか取っていました。
これが今回の収穫です。実労時間は約3時間。この様子だと、錦川流域では地形さへ読み間違わなければ、(量の多少を問わなければ)砂金はとれそうです。
1 11