「山口砂金研究会」

2004年北海道砂金掘り旅について

大樹町にて砂金掘りのイメージトレーニングを積みつつ、実は情報収集もしていた。まだ行ったことのない産地に行き、 サンプルを・・・・。が、これが苦難の始まりになるとはこの時点では思いもよらなかった。

大樹町で仕入れた情報、それは様似町での情報でした。襟裳岬には観光で行ったことはありますが、そこ から様似、浦河、静内方面にはまだいったことがありません。あちこちに牧場があり、美しい毛並みの競走馬がたくさんいました。競馬場で覆面をした馬しか見 たことがなかったので、新鮮でした。
ここは様似ダムです。北海道のダム下にはこのように非常によく整備されたキャンプ場がたくさんありま す。が、利用者はごく少数。もったいない・・・いやいや、贅沢な施設ですね。
ということで、様似町での砂金掘りに挑戦。いつものように地図を片手に、とはいっても、おおよその場 所は把握していたので、目指す沢はすぐに見つかった。が、入山禁止の立て看板と鎖があったので、車を置いて沢を登っていった。このような小さな沢での砂金 掘りは初めてだったので、一番小さなゴールドパンとスコップなど必要最低限のものだけを持っていった。熊への挨拶が代わりの爆竹で景気をつけ、無数に集ま るアブ対策に合羽を着ての砂金掘りであった。が、今年の北海道は暑かった。サウナスーツを着ての砂金掘りとなったことはいうまでもない。
誰からのアドバイスも受けずに行くと、いつもこうなるのだが、やっぱりどこに砂金があるのか全くわか らない。岩盤がでているところがなかなか見つからず、堆積層を掘って見るも砂金は見つからず。もしやと、蕗の根を洗っても出てくるのは砂鉄ばかり。そのと き、目に入ったのがこの日本ザリガニ(?)でした。こんな小さな沢の上流にいるのかと興味深く観察をしました。
と、目を横にすると、今度はかたつむりが。山口では見たことのないような、茶色のからを持ったカタツ ムリでした。しばし、これらの小動物を見ながら休憩をとったあと、ようやく堆積層の中から小さな砂金を数個発見。「ザリガニさん」からのプレゼントと思 い、ここはこれでおしまい。
同じ様似町の別の場所へ。ここでも、道具をかついでの沢登り。熊よけ鈴を鳴らしながら、大声でカラオ ケの練習をしながら、楽しく寄せ場探し。ほどなく、花崗岩質の岩盤発見。あまり望みがないような感じだったが、時間の関係上、ここを掘ってみました。小さ な砂金が少し出て きたのですぐに満足することしにしました。なぜ? この時点で、合羽内は減量中のボクサー状態。砂金掘りダイエット成功!!という感じでした。 そして、次の日の予定は、遙か旭川の北!! さあ、今日はどこで寝ましょうか。