「山口砂金研究会」

2004年北海道砂金掘り旅について

トナシベツでの昨年に続きの敗北、大樹町でのナゲットゲット失敗、様似町ではほんのサンプル程度しかとれていない、 などと、「例年通り」の山口砂金研究会の砂金掘りでした。次に向かうは「温根別」。恐れを知らない山口砂金研究会は様似町を後に旭川まで突っ走り、道の駅 にてPキャン。

事前に本で調べて置いた川へ向かうが、市街地に近い場所は不自然に川岸がきれい。もしかして、河川改 修が・・・・?川底にもどべがたまり、 北海道にきてまでこんなところで掘りたくはなかったので、さらに上流へ。未舗装の道に入り、畑の中の道を進んでいくと川がいい感じになってきたのですが、 が、が、畑の周囲には電流の流れた電線が張り巡らされていました。絶体絶命のピンチ!!と思いつつも、どんどん道を進んでいくと、ようやく電線の切れ目を 発見。二股に分かれた道を左に進み、橋の上からの画像がこれです。ここでまたまた、道具をかつぎ川を上りました。合羽を着ての難行苦行です。(感覚的に は)かなり歩いた後、ようやく粘土質の岩盤を水中にて発見。しかし、このような状況で今まで砂金がとれた試しが無く、しかも、不覚にもかっちゃを車に置い てスコップのみだったのでほとんど絶望的。運を天に任せつつ、岩盤上や堆積層を掘り、30分ぐらいたってようやく小さな砂金を1個ゲット。が、精根尽き果 ててしまい、終了。追い打ちをかけるように、来るときには何もなかった道に、電流の流れる線が張られていた。「がーーーん、こんなのあり??」と思いつつ も、よく見ると取っ手を持ってはずせるようになっていた。電線をはずし、愛車スパシオを電流の外に移動して、再び電線を張った後に気がついた。「???私 がいるのは電線の外???車は電線の中???」「もういや!!!」
 そして、もう一つ別の川に行ったのだが、岩盤は見えないし、熊への恐怖や砂金がとれないフラストレーションに対するストレスがたまりすぎ、「ほんとにも う、いやだーーー!!」的感 覚に陥り、温根別終了となった。

ということで、午後の予定が無くなり、どうしようかと地図を見ていると、そばにありました、深川市。 やっぱり「白」でしょ、ということで、あの有名な川へ。初めての場所でとれた実績がないにも関わらず、旺盛な探求心(記憶力の欠如?)によりるんるんで、 車を走らせ、目的地へ。
 車を止めた場所から荷物を背負い川を上るも、岩盤が見つからず。しかし、川の水がきれいで、ひらけた河原が疲れた心をいやしてくれたので、それまでの苦 難も一時忘れていました。が、どこにあるのか砂白金。1時間30分ぐらい穴を掘りました。掘っても掘っても岩盤が見つかりません。「こんなのいや だーーー」と、荷物をまとめて帰ろうとしたそのとき、砂金掘りの神様が私にほほえんでくださいました。
 岩盤上の砂をかっちゃですくいパンニングすると砂鉄の中からきらめく銀色の光。連敗続きの心には何よりのプレゼント。一気に心の疲れが飛びました。時間 的にもう1時間ぐらいあったので、まだ試したことのないネコ板を設置してみました。結果的には小さなものがとれたにすぎませんが、大満足でした。

そばにあるキャンプ場にて洗濯をしたり荷物の整理をしたりして、次への態勢を整えました。途中、パト カーのお巡りさんと話をしたりしてとても楽しい午後と なりました。(そうです、しばらく人と話をしたことがなかったのです。)