「山口砂金研究会」

2007年8月5日〜17日 最北端の地を目指した親子二人(会員No1&4)のチャリダー旅 & ちょっとだけ砂 金掘り

 北を目指す旅は、青春18切符を使いJRにて舞鶴を目指すところからです。午前9時16分山口駅発 の普通列車に乗り、長い旅が始まりました。。
 ここは寺前という駅での様子です。もう、ここに立ち寄ることはないだろうなと思いながら、姫路駅で 買った駅弁をホームで食べました。
 舞鶴駅に到着したのは午後9時。山口駅を出発して実に11時間44分後の到着でした。自転車を 組み立てて、船中の食料を購入して乗船です。
 今回の航海中、曇天ばかりでしたが、それでも久しぶりに見る水平線は気持ちのよいものでした。
 無事小樽に到着。ここは小樽でいつもお世話になっておるホテルです。自転車の旅はここから始まりま す。 7日(初日)の午前中は晴天で、絶好のスタートだと思われましたが、午後、当別あたりで急に土砂降りに会いました。
 前を見ても後ろを見ても雨宿りする場所はなし。ずぶ濡れになりながら、自転車をこぐ時の精神状態は最悪。

 初日から雨の中のテントはつらいので、バス停の中から電話をし、バンガローを探す。この日は月形皆 楽公園までの予定であったが、確保できたバンガローは浦臼の鶴沼キャンプ場。約100kmの道のりは体力的にも精神的にも限界を迎えていた。おまけに、浦 臼を目前にしたときNo1の後輪の空気が抜けるというアクシデント。パンク?と最悪の状況が頭をよぎったが、単なるバルブのゆるみと判明。ハンドポンプで 応急的に空気を入れ、何とかゴールイン。
 その日の夕食は温泉のレストランにてジンギスカンを食べました。1日の疲れも、温泉と夕食でなんと か癒すことができました。キャンプ場の方も親切で、おまけにコインランドリーもありました。このキャンプ場、機会があればまた訪れたいものです。
 8日は曇りのスタートでした。ここは雨竜の道の駅です。
 ここは北竜のひまわり畑です。今年は例年に比べて開花が遅れているとのことでしたが、それでも壮観 でした。
 北竜の道の駅です。ひまわりアイスは美味でした。
 この日は87kmの走行でした。午後は晴天で、じりじり焼き付けるような日差しを背中に浴び、かな りの体力が奪われました。留萌のマックスバリュにて夕食を購入。キャンプ場は小平の望洋台キャンプ場を選んだのですが・・・・・チャリダーにとってこの キャンプ場は最悪です。ゆったり館といういい温泉のそばを通ってキャンプ場へいくのですが、キャンプ場に行くまでの道は約1kmの急坂でした。泣く泣く温 泉をあきらめシャワーですませました。
 9日は朝から雨。同じキャンプ場の広島Noの車の男性と少し話をしていると、徐々に小降りに。そし て、本格的にオロロンラインを北上しました。画像は苫前の風力発電風車の様子です。
 道の駅「おびら鰊番屋」に立ち寄り、一休み。No4もチャリダーに慣れてきて、スピード快調。遠別 あたりを宿泊予定地にしていたが、その後のことも考えて天塩の鏡沼キャンプ場まで足を伸ばすことに。
 
海岸沿いの道は平坦かと思っていましたが、初山別を越えたあたりからアップダウンが激しくなり、かなり体 力的に辛いものがありました。が、精神力さえ持ち続けられれば走ることができることを身をもって実感。その 結果、この日の走行距離は105kmになりました。写真を撮ることさへなく、突っ走りました。
 この日はライダーハウスに宿泊。同室のチャリダーカメラマンの方にいろいろ話を聞きました。なんでも、このチャリダーカメラマンは北海道を4しゅう目と いうこと。4週間も北海道に来ているんですかと問うと、いいえ、北海道をぐるっと回るのが4周目とのこと。いやいや、いろんな人が北海道に入るものです。 そういえば小樽に来て初めて追い越されたチャリダーがこの人でした。

 10日はサロベツ原野を抜けて稚内の予定でスタート。まっすぐな原野の中の1本道を進むとき、 No4はどのようなことを考えていたのでしょうか。
 この日は午前中曇っており、絶好のチャリダー日和でした。ペースもそれまでで最高となり、午前中に約100kmを走り稚内に到着しました。そこで予定を 変更し、この日に最北端の地、宗谷岬を目指しました。

 午後1時に宗谷岬に到着。チャリダー旅の第1目的達成の瞬間です。我々の到着を天も祝福してくれた かのように抜けるような晴天でした。
 ポーズははやりの「ビクトリー!」。がんばったご褒美に、No1はいくら丼を、No4はウニいくら丼を食べました。「ビミー!」

 2時まで休憩をし、この日は猿払の道の駅を目指しました。宗谷岬から猿払までは大きな坂道が2つ有 りました。すでに疲れ切った二人にはこの坂道を上る精神力は残っておらず、この旅初めて坂道を押してのぼりました。それでも、丘の上からの風景はすばらし いものがありました。画像は、猿払間近の風景です。。
 ここが猿払の道の駅のキャンプ場です。温泉も近くにあり、また、この日「ケーナ」のミニコンサート もあり、身も心もリフレッシュできました。最終的にこの日は約130kmの走行でした。さあ、翌日は浜頓別のウソタン砂金フェスティバルの日です。ここか ら約30kmぐらいです。第2の目的の始まりでもありました。

 11日の朝は曇りでしたが出発準備をする頃から雨が降ってきました。大急ぎで屋根のあるところに避 難。雨が止むのを待ちつつ、9時頃出発。その後、11時に浜頓別のセイコマに到着。昼食をここで食べ、ウソタンに向け出発しようとしたときに、再び雨が降 り出しました。
 そして、12時頃ウソタン砂金採掘公園キャンプ場に到着。ちょうど到着したとき、砂金フェスティバルの行事で多くの人がゴールドハウスの前におられまし た。北海道砂金史研究会の方やウソタン砂金共和国の方を中心に、「盛大な拍手」+「私たちのことの紹介」をしていただき、大感激しました。No4もことの ほか感動をしていました。そして、その日のお楽しみイベントにもしっかり参加。
 懇親会では、研究会の会長さんや共和国の大統領をはじめ多くの方と砂金についてのお話をすることができ、有意義な時間を過ごせました。
 また、夜は癒し系砂金掘り師のNさん夫妻に大変お世話になりました。
 この画像はバンドローさんからいただきました。
 そして、12日はウソタン砂金フェスティバル。
 まずは、山口県代表としてNo4が出場。見かけによらず(?)慎重な性格で、パンニング。
「この顔に、ぴんときたら缶酎ハイ」
 今年もM原のおじさんと楽しい時間を過ごしました。エントリーNo1で気合いの入った様子が分かります。ベテランの部で予選通過、決勝では12位でし た。

 会員No1もベテランの部に出場。予選は通過したものの、あまりの豪華メンバー出場の中ではなすす べなし。決勝は13位でした。
 チーム戦ではNさんとともに出場。チーム名は「The 山口組」ということで、全員サングラスをか けての入場です。結果は惜しくも6位でした。
 中学生の部でNo4は見事に2位入賞。大統領から賞状を受けているところです。
 また一つ、いい思い出ができました。
 13日はmorimoriさんたちに砂金掘りに連れて行っていただきました。。
 ウソタンでの砂金掘りは久しぶりです。全日本大会があったときに来て以来ですので何年ぶりでしょう か?しかし、いつ来てもこの川はきれいです。砂金は・・・・・まあ実力通りでしょう。
 さて、この人は誰でしょうか?今回の旅では本当にお世話になりました。
 午後はペーチャンで砂金掘り。ここで、momo3さんとニアミス。ちょうどこの日、momo3さん は中頓別から浜頓別へと移動されたとのこと。しかし、きっとまたどこかで出会えるので、そのときまで楽しみにしておこうと思いました。
 ここが中頓別のライダーハウスです。ここのお世話をしておられる方からmomo3さんの写真を見せ ていただきました。
 また、関東の砂金掘り師「T橋」さんにもお会いし、北海道で採られた砂金を見せていただいたり、楽しいお話をさせていただきました。
 このライダーハウスは無料の上、非常に快適でした。ここを拠点に全道各地を訪れているライダーが多いのもうなずけました。
 内部の様子です。この建物の中にはシャワーもありました。が、非常に悲しいことが一つありました。 それは、中頓別にあった銭湯「黄金湯」がなくなったということです。
 14日はチャリダーに戻りました。この日の予定は美深まで。ここのキャンプ場にはすごいキャンパー がいる、テントの中に家具やテレビがあるという話を検証することも目的の一つでした。が、確認できました。
 しかし、テントの前のプランターにトマトが真っ赤に実っているのを見て驚きました。

美深温泉のレストランで食べた「チョウザメ丼」です。話のネタとして食べてみました。新しい経験がま た一つ増えました。
 15日は美深から旭川までのラストランです。ここまで来たら120km位の距離は平気です。
 最後にお楽しみの旭山動物園に行きました。シロクマ館やアザラシ館、ペンギン館など、楽しめるものばかりでした。とくに、モグモグタイムは迫力満点でし た。
 何かの参考になるかと思って撮ったのがこの画像。ヒグマの様子ですが、暑すぎてぐったりしており、 砂金掘りの役には全く立ちませんでした。かわいらしかったです。でも、山の中では会いたくないものです。
 そして、旭川駅にゴールイン。この日はホテルに泊まり、旅の無事を息子と共に祝いました。
 16日は旭川から札幌に移動し、morimoriさん宅に泊めていただきました。
 そして17日、千歳空港から福岡空港へ、そして、最後の青春18切符を使って山口へと戻りました。
 今回のような旅は二度とできないと思います。私自身、現在そしてこれからのことを考える時間がもてました。また、息子にとっても本当にいい経験になった と思います。
 さて、山口砂金研究会の2007年のメインイベントはこれで終わりです。これからも地元、山口や九州方面を中心に砂金を掘っていこうと思います。
 最後になりましたが、この旅ではさまざまな方のお世話になりました。この場をお借りしてお礼を申したいと思います。
 そうそう、旅の途中ではチャリダーあこがれのホクレンフラッグをいくつか拾いました。単調な旅の中 で、少しのアクセントになりました。拾った中には、レアものの「ブラックフラッグ」や「最北端のシール付きフラッグ」などもありました。
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