![]()
NPT
| ニューヨークで核被害者の人権確立と核廃絶を訴える 第11回NPT再検討会議へ代表派遣 全国被爆二世協 |
||
| 今年4月27日から5月22日までニューヨーク・国連本部で第11回NPT(核不拡散条約)再検討会議が開催されています。全国被爆二世団体連絡協議会(全国被爆二世協)では、4月25日から5月2日まで原水爆禁止日本国民会議(原水禁)の派遣団に加えていただき、広島の被爆二世・上野勢以子さんと長崎の被爆二世・崎山昇会長(筆者)を代表派遣しました。 今回の派遣の目的は、被爆二世も原爆放射線の遺伝的影響を否定できない状況に置かれた原爆、核の被害者であるという立場から、核の人権侵害の最たるものの一つが放射線の次世代への影響であることを自らの体験から訴え、核と人類は共存できない、被爆二世や将来世代を含む核被害者の人権確立と再び核被害者をつくらないために核廃絶を訴えることでした。 具体的な取り組みは次の通りでした。 @4月27日からの会議に先立ち、26日午前10時からニューヨーク公立図書館前で集会が開かれ、その後国連本部前までパレードが行われましたが、その集会で被爆二世2人が壇上に立ち崎山がスピーチ(*1)をさせていただき、「核と人類は共存できない。再び核被害者をつくらないために『核のない世界』に向かって前進しよう」と訴えました。その後、「被爆二世や将来世代を含む核被害者の人権確立と核廃絶を訴える」と英語で書いたプラカード(*2)を掲げてパレードに参加しました。 A4月29日15時から国連本部内会議室Aで原水禁と「核の無い世界のためのマンハッタン・プロジェクト」共催によるサイドイベント「核被害者の権利の確立:若い世代の役割」に長崎の被爆者・川副忠子さん、高校生平和大使の3人、「マンハッタン・プロジェクト」の井上まりさんとともに被爆二世2人も登壇しました。そして、被爆二世も原爆放射線の遺伝的影響を否定できない状況に置かれた原爆、核の被害者であるという立場から、核の人権侵害の最たるものの一つが放射線の次世代への影響であることを自らの体験から訴え、核と人類は共存できない、被爆二世や将来世代を含む核被害者の人権確立と再び核被害者をつくらないために核廃絶をと訴えました。イベントには原水禁の団の皆さんのほか、海外の方々も含めて約70人に参加していただきました(*3)。 B全国被爆二世協からの訴え「核被害者として原爆被爆二世や将来世代を含む核被害者の人権確立と核廃絶を訴える」、サイドイベントでの2人の発言、全国被爆二世協のリーフレットのそれぞれ日本語版・英語版(*4)を準備し、サイドイベントや現地の人との交流の機会などに配布しました。 C5月1日10時から行われたNGO意見表明セッションでは発言ができませんでしたが、崎山のビデオメッセージ(*5)をReaching Critical Willのサイトに掲載していただきました。 このような取り組みによって私たち被爆二世が置かれた状況、思いや訴えを日本をはじめ世界の市民社会の皆さんに理解していただく一歩になったのではないかと思います。しかしながら、やはり原爆被害について一世被爆者にしか視点が注がれていないことを痛感しました。原爆、核による人権侵害は、一世被爆者で終わりではなく、放射線の影響は被爆二世や将来世代に及んでいく、それが、核の人権侵害の最たるものの一つです。だからこそ核と人類は共存できないのです。核を推進する側にも核廃絶をめざす側にもそのことに対する認識を深めていただきたい、そのことが世界の共通認識になるように被爆二世が当事者として訴えていかなければならないと決意を新たにしています。 ぜひマスコミの皆さんにもそういう立場で報道していただきたいと思いますし、そして若い人たちにも被爆者の体験、経験はもちろんですが、私たち被爆二世が置かれた状況、思いや訴えも継承してほしいと思います。 |
||
| (文責:崎山昇) |
| *1 | 動画 原稿 |
| *2 | プラカード |
| *3 | 崎山発言内容 日本語版 英語版 上野発言内容 日本語版 英語版 |
| *4 | 訴え 日本語版 英語版 リーフレット 日本語版 英語版 |
| *5 | Reaching Critical Willのサイト |
![]() |
![]() |
![]() |
| ニューヨーク公立図書館前の集会で登壇する2人 |
サイドイベントでスピーチする2人 | サイドイベントでスピーチする2人 |
![]() |
![]() |
![]() 国連本部前に立つ2人 |
| 国連本部議場をバックに立つ2人 | パレードの最後、国連本部前 |