被爆二世集団訴訟

9月15日広島地裁 第11回口頭弁論 2020.9.15
全国被爆二世団体連絡協議会 
事務局長  平 野 克 博 
 原爆被爆二世の援護を求める集団訴訟
原告団・訴訟団・支援者のみなさんへ

                    第11回口頭弁論の報告
 
 9月15日(火)に広島地方裁判所で行われた第11回口頭弁論の報告をいたします。
まず,今回は新型コロナウィルス感染防止のため,裁判所から201合法廷での原告席5名・傍聴席9名という制限がかけられました。また,弁護士会館においても入室制限のある中,多くのみなさんに参加をご遠慮いただいたことについて大変申し訳なく思っています。

 さて,今回は小西裁判長から森實裁判長に交代したことから,改めて原告側より弁論更新という形で,私たちの思いを主張する機会がありました。原告の角田さんと在間弁護士より訴え(意見陳述書)がありました。
大変中身の濃いものでみなさん感銘を受けました。
 さらに,準備書面7では,原告ひとりひとりの思いをつづったものを提出し裁判官に訴えました。準備書面8では,これまでの二世援護を取り巻く状況と私たちの運動の歴史の積み重ねの中でも厚労省は何もしなかったことを訴えました。
被告の国側からは,準備書面7については反論しない。8についても具体的には反論しないとの答えが返ってきました。
同封しております意見陳述書も準備書面も,大変な努力の中で作成されたものです。そして,貴重な資料となりうるものです。是非学習してみてください。

 次回の第12回口頭弁論は1月19日(火)に広島地裁で行われます。
 集合時刻・場所は13時15分に広島地方裁判所です。内容は,こちらからは被爆者の受けた放射線の次世代(二世・三世)への影響について準備書面9を提出し,訴えていく予定です。被告の国側から初めてそれに対する反論の意思表示がありました。内容によってはこちら側から再反論を行います。
 また,広島地裁での「黒い雨裁判」の判決は私たちの裁判と大きく関わると思いますのでの学習会の計画もあります。
 今後とも,ともに闘うことに喜びを感じながらがんばりましょう。


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      全国被爆二世団体連絡協議会 会長 崎山昇

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