防府市立華陽中学校 本文へジャンプ
学校長あいさつ
 

 若葉の緑が目にも鮮やかな今日この頃、保護者や地域の皆様におかれましては、ますます御健勝のこととお喜び申し上げます。平素から本校教育の推進に格別の御理解と御支援を賜り、深く感謝申し上げます。さて、171名のピカピカの新入生を迎え、総勢540名の子どもたちと40名の教職員で平成28年度がスタートしました。新年度のスタートに当たり、始業式や入学式の機会を捉え、次の3点について子どもたちに話をしました。

 まずは、華陽中学校の「華陽」という校名の由来についてです。
 「敷島の大和心を人問はば、朝日に匂ふ山桜花」
 江戸時代の国学者・医師でもある本居宣長が詠んだ歌で、日本人の純粋無垢な心情を表したものです。サクラは私たち日本人が古来から最も愛した花であり、国民性の象徴でもあります。また、山桜の花はひ弱な人工栽培の植物ではなく、自然に生えた野生のものであり、日本の風土に固有のものです。サクラの花の美しさには気品があり、優雅であることが他のどの花よりも私たち日本人の美的感覚に訴えるものがあること。その色合いはけっして華美とはいいがたく、その淡い香りには飽きることがなく、「美の極致」を表した歌であること。華陽中の校名も、これと同じような意味があり、華陽中の「華」は「花」、花の中の「山桜の花」を意味し、「陽」は「南」、霊峰としてあがめられた桑山の南に位置することを表していること。即ち、太陽の出初めころは山桜の清らかなにおいがして、美しく照り輝く状態であり、華陽中学校の生徒が汚れのない清い心をもつ人へと成長するよう念願してつけられたものであり、私たちはこの名に恥じないよう、「華陽」という校名に誇りと責任をもって毎日を過ごすことが大切であることを伝えました。

 次に、私が常日頃から子どもたちに話していることであり、これからもずっと言い続けることです。それは、『当たり前のことを 当たり前にやれる人』になることです。
  「おはようございます」、「ありがとうございます」、「ゴミを拾う」、「履物を揃える」など誰にでもできそうな実に平凡な行為なのですが、このことをやり続けることは、決して容易なことではないこと。特別なことではなく、普段、当たり前と思っている平凡なことでいいから、これを徹底してやり続けることが社会生活をする上で極めて大切であることを伝えました。

 最後に、「人は常にその姿を人目にさらしている」ということです。
 華陽中は今、生徒自らの力で歩み始めており、今年度は、教育活動の一層の充実を図るときであること。華陽中の生徒会活動は、今注目を浴びている。だからこそ、生徒一人ひとりがこれまで以上に襟を正し、自分自身を律することが大切であることを訴えました。
 
 子どもたちが真剣に話を聞いてくれたことを大変嬉しく思っています。
 学校は生きています。毎日、毎日が変化に富んでいます。様々な課題もありますが、子どもたちの無限の可能性を信じ、40名の教職員一丸となって教育に邁進する所存でございますので、どうぞ御支援と御協力のほど、よろしくお願い申し上げます。


                                    校長  安田 一富