01.1 緑の宝石 ぎんなん
 我が家では秋に収穫しておいた銀杏(ぎんなん)を冬の間、手っ取り早い方法でおいしく食べている。

 秋、イチョウの木に銀杏の実が鈴なりになり、11月下旬から12月にかけて地上に落ちてくる。落ちてこなければ幹を足蹴りにしてこれを落とし、収穫をする。
 やっかいなのは、猛烈なにおいを発する実から種を取り出す作業で、においが手にこびりつくのを防ぐためビニール手袋をして、一つ一つ水で洗い流しながらきれいにしていく。これを天日干しにして乾燥させ、保存しておく。

               

 食べ方は簡単である。適当な数ほどの銀杏を選んで、調理ばさみで殻を割り中身だけにして、レンジで90秒間チンする。この際、中身がレンジの中であばれないようあらかじめ爪楊枝で穴をあけておく。レンジから取り出して、冷めない内にすぐ、まわりの茶色がかった薄皮をむけば鮮やかな黄緑色のおつまみが出来上がる。
 ただし、適量とするのが良い。イチョウの葉や銀杏は薬になると言うが、銀杏を一度に多く食べると体に良くない(特に幼児)と新聞にも紹介されていた。

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