01.12 かわいい木の子たち

 シメジが少々出ていた。かわいいだるまさんみたいなのが株状に点々と生えてだんだん大きくなっていく。
数年前まではかなり出ていたが、最近はやはり少なくなってきた。もう数年で消滅してしまうかもしれない。
 この野生のシメジは、ホンシメジと思っている。図鑑を見るとそれらしいし、食べても味が良く、体もどうも
ない。他にもナラタケやヒラタケらしきものも出るが、こわいので食べたことはない。

                

 ホンシメジは、別名大黒様のようなので大黒占地ともいう。野生ものは松茸と同じくなかなか珍しいみたい
である。なお、店頭に出ているシメジはブナシメジの栽培ものである。

 昔から「香りマツタケ、味シメジ」とも言われるように、このキノコは、味もすこぶる良いし、シャキシャキとした
歯触りがある。たいていはシメジご飯にして食べるが、量が確保できないようになってきた。だるまさんみたい
な胴体を輪切りにしてブロッコリーとバター炒めにしたら貝柱風で絶品だそうな。来年の秋に、まだ出るようだっ
たら試してみよう。


 また、傘の直径が15センチぐらいのきれいなキノコを見つけた。カラカサタケと思われるが、この傘をにぎって
バッと放すと元に戻るのでニギリタケとも言うそうな。食したことはないが食用可とされている。

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