06.05 ワラビ採りで日本猿の群れに遭遇
 地元の長者ヶ原という高台にワラビ採りにでかけた。地元であるためいつでも採りにいける
という感覚があり、十数年ぶりかの本当に久しぶりのワラビ採りである。

 この場所は、国立の青少年自然の家とか佐波川ダムやそのダム湖である大原湖などが
あり、なだらかで広大な丘陵地帯である。自然を満喫するにはもってこいのところである。

 なだらかな斜面で採ることおよそ1時間、ワラビが主であるが、中にはゼンマイも混じって
いる。どちらもシダ類であるが、ワラビは灰汁(アク)が強く、灰汁抜きが必要になる。極端に
多く食べると体に良くないが、副食で食べる程度には影響はなく、また、ゼンマイはビタミンや
カリウムなど栄養価が高いとインターネットで紹介されていた。今度採る場合は、ゼンマイを
多く採ることにしよう。

    収穫したワラビとゼンマイ

 この丘陵地には、自動車で一周できる道路もついており、誠に便利である。しかし、一周路の
後半部分は、道路がだんだん細く悪くなっていくためかあまり自動車が通った形跡はない
みたいで、おそらく前半部分のきちんと整備された道路を大半の車はひきかえすのであろうと
思われる。

 ワラビ採りを終え、昼前頃に、後半部分のうす暗い片や山、片や崖の道を走っていたときである。
何と、道の真ん中に猿が座っているではないか、向こうもこちらに気づいたとみえ、山側に入り
込んでしまった。しかし、車を止めてよく見るとその周辺のあちこちにおり、猿のあのかわいい目で
こちらも見られている。10匹以上はいたみたいであり、ちょうど猿の群れに出くわしたのである。
野生の猿の群れに出あったのは初めてであり、デジカメを持ってきていないのは残念であった。
 そこで、翌週の同じ時間帯の頃、もう一度ワラビ採りにでかけ同じ道を通ってみた。デジカメを
持っていたのはもちろんであるが、今度は猿の群れを見かけることはなかった。      
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