赤 道 儀 (その2)

残念ながらこの赤道儀は、2回目の使用時に赤軽軸の回転が急に重くなり、その後回らなくなりました。
原因を調べるためにバラして見ました。どうやらアルミのウォームホイールと鉄の軸が
しっかりくっついてしまっているようです。原因はわかりません。プラハンや金属ハンマでもコンコンやってみましたが
全くビクともしなくなっていました。また、内部には、摺動部分にあるプラスチック板が擦れて粉々になったものが
ウォームホイールなどにくっついていました。5−56を試したり、バーナーで炙っても外れませんでした。
そうこうしているうちに、軸のネジ部分も傷めてしまい、ヤスリでの若干の修正も必要になりました。しかし、修正した
ところでマトモに使えるはずもなく、結局ただのアルミと鉄のジャンクになってしまいました。
三脚の長さ調整ネジは、夜露(朝露?)による水滴が付いたためか、5日目くらいから1本に赤錆が出てきました。
(決して雨ざらしではありません、赤道儀本体部分はピッカピカです)
今回ばかりは完全なはずれでした。使える部品は何かに再利用しようとは思っています。
まぁ、たまにはこんなこともありますね。さすがMADE IN CHINA (^^;)
もちろん MADE IN CHINA でも良いものもたくさんありますし私も多く使っています。
それなりの価格ですが…(とはいえ国産よりはかなり安いですよね)
今回は「こんなものを極端に安いとはいえ商品にしてしまう」という意味合いにとっていただければと思います。

よって、近日中にこのページも削除する予定です。

ネット通販で衝動買いしてしまいました。一式で送料込み1万円弱でした。
(2006.06)

手持ちの軽い80mm屈折を載せるのにちょうどいいかなと考えました。

また、この価格なら車に乗せっぱなしにしても、ビニル袋をかぶせるだけで
軒下に置いておくことも、惜しくなくできるかとも思いました。

中古品やアウトレット品を主に扱っているところでの購入で、この赤道儀も
アウトレット品で取扱説明書などは何も付属していませんでした。
思っていたより小さな箱で届きました。
予想通りというかなんというか、チャチ
な感じは否めません。
それでも目盛環は付いています。

それと… 左の写真のように、赤軽軸の
ところに、ギアともつまみともわからない
ものと、その左斜め上にもなにやらわか
らないものがくっついています。
これ、赤緯軸用ハンドルと干渉したりして
結構邪魔なんですけど。
上の3枚の写真までは、まぁそれなりの
赤道儀に見えるものと思います。
この左右の写真で他と比較してみると、そ
の小ささ、チャチさがわかると思います。

三脚と架台部分の接続ボルトはM6だし、
三脚側のその部分はプラスチックです。
開き止めの三角板のところのビスはM4
です。
それでも30年位前には、このクラスの
赤道儀でも当時の価格で2〜3万円して
いたような記憶があります。
ただし、プラスチックは使われていなかっ
たと思います。
(中学生頃の記憶ですからいたって
             アイマイです。)


実際に使ってみると、やはり価格なりというか… 80mm屈折望遠鏡では、
80倍程度の倍率までが問題も少なく使える限度と思われます。
100倍を超えると、ピントを合わせるときなど、赤道儀全体がユラユラする感じで、
とても落ち着いて合わせることができません。
また、追尾もハンドルを回しているときはそれなりの振動が発生しますので、
見るときは手を離しておかなければなりません。
それでも、一つのつまみ(ハンドル)だけで追尾出来るのは眼視であっても便利です。

結論として、このような赤道儀は、望遠鏡の初心者や、赤道儀が初めての人は
購入しない方が良いと言えそうです。
完全な初心者の域を出たら、眼視用としてお気楽に使うもよし、
車に放り込んでおくのもまた良いかもしれません。
しかし、一度でもそれなりにしっかりした赤道儀を扱ったことがあるとすれば、
この赤道儀の価格なりのフィーリングに耐えられない人も出てくるかもしれません。
私は楽しんでますけどね。

2006年5月に購入した、短焦点
10cm屈折望遠鏡です。    .
焦点距離が500mm しかなく、
低倍率が出しやすいので、主に
星雲・星団を見る目的で購入しま
した。鏡筒だけでしたら送料込み
で2万3千円程度です。      
この価格でアイピース2個と、
天頂ミラーも付属しています。
PORTA経緯台(写真の架台)
とセットで、送料込み3万7千円
程度です。            .

興味ある方は、国際光器で
検索してみて下さい。

お手数をおかけしますが、戻るときはブラウザの戻るボタン等をご利用下さい。