第4週
平成15年5月19日〜5月25日
平成15年5月19日
晴。
今日、1枚のCDが手に入った。
俺の尊敬するベーシスト『櫻井哲夫』のライブアルバムである。
2000年発売だから決して新しくは無いのだが、
欲しかった1枚であった。タイトルは、『Live Memories in 20 Years TLM20』。
インターネットで検索し、通販で買った。
『45℃』と『YOU CAN DO IT!』が一番聞きたかった。
『45℃』は、1991年にTVCM、スポーツ番組などでよく流れていた。
ラテンのきいた、のりの良い曲で、夏場ならビールを飲みながらはしゃぎたい気分になる。
『YOU CAN DO IT!』は、1997年にTVの栄養ドリンクのCM(たしかリポビタンD)で使われていた。
当時、ギタリストの渡辺香津美とJIMUSAKU(神保彰と櫻井哲夫のユニット)のトリオでよくライブをしていたが、
正式にCDとしては残っていない。
聞くまではわくわくしていたが、録音されていたのは違ったものとなっていた。
結構ショックだった。
ただ言えるのは、両方とも、寝る前に聞くような曲ではない。
平成15年5月20日
晴。
ふ〜じこちゃ〜ん!たぁ〜いむ。
あのルパンの声が耳から離れない。
山田康雄が亡くなったのは平成7年のこと。
クリントイーストウッドの声優としても有名であった。
その山田氏を回想しながらコインを手にする。BGMは当然『ルパン三世’79』
ルパンのテーマの中では一番気に入っている。
今日は、スロットの研究に没頭した。
当然、仕事をした後の話である。
なんとかリールが見えるようになりたいと画面(プレステ)を眺めること30分。
酒が効いていたせいもあって吐き気がしてきたのでやめた。
目が回りそうだった。
なんとか『7』を揃えたいと適当に打ち続けること30分。
『赤7』は見えるようにはなったが『青7』はカメレオンのように溶け込んでいて今一つかめない。
せめて赤だけでもビタ押し(思いどうりに絵柄をとめること。)ができればなあ。
―完全なるビタ押し。それは、絶えざる訓練とひたすら精神の強化によってのみ実現する。―
え〜っと。誰の台詞だったっけな。
「ビタ押し」・・・・・専門用語が出てくるようになったということは、マニアックになってきたな。
平成15年5月21日
晴。
頭に来ることがあった。取るに足らないことではあるが・・・。
とにかくむしゃくしゃした。
目の前に転がっていたサッカーボールを思いっきり蹴った。
っと、次の瞬間。
バン!!
視界がふさがり、約2秒記憶が消えた。
岩に跳ね返ったボールが顔面を直撃し、脳震盪を起こしてしまったらしい。
俺は、大昔、サッカーをやっていたことがある。
今の俺の体型からは誰も信用しないだろう。
だから誰にも言わないが、キック力だけはまだ残っていたらしい。
自分の足に感動し、顔にむなしさを感じた一日だった。
平成15年5月22日
晴。
すごい夢を見た。
何日かまえに見た『スパイダーマン』に出ていた女優とデートをしている。
彼女が俺と腕を組んでいる。
でも変だ。なんだかその感触がない。
肉体は俺のものではないようだ。まるでロボットを操縦していている感覚だ。
そうこうしているうちにいい雰囲気になって、彼女が俺?というかそれらしきものにキスをしてきた。
すごい勢いだ。
『ぶちゅ〜〜〜・・・・・・・ちゅう、ちゅう、ちゅう、ちゅう、ちゅう、ちゅう!』
「ん?あれ?」
目が覚めた。
すると2歳の息子が
俺の耳元で指を吸いながら眠っていた。
まあどうせそんなことだよな。と自分に言い聞かせて1日が始まった。
平成15年5月23日
晴。
藤原紀香主演のドラマを見た。
今回の終盤、俺は静かに涙した。
ドラマのうえで
その旦那は、子供が欲しくて欲しくてたまらなかったが
なかなかできず(本当はちょっと違う)、もしや自分に原因があるのではと検査を受けた。
そこで旦那が子供が出来ない体であることを知ってしまったのである。
幼少の頃、ハシカとかで高熱が続いたりすることがあると、どうもそうなるらしい。
自分が子供をもてたことに感謝すると同時に、
今度は子供がその子供を持てるように気を配らなくてはと感じた。
しかし、現実には四六時中そこまで考えて生きてないよなあ。
平成15年5月24日
曇り。
昨年あたりから聞くようになった特殊なCDが
『CCCD』と『LGCD』。
どちらも音楽著作権を守るために誕生したものの用であるが、
自分はまだお目にかかったことは無い。
CCCD(コピーコントロールCD)はパソコンでは複製できないもののようである。
LGCD(レーベルゲートCD)は聞くためにはまず認証手続きを必要とする。
まるでWORD2002みたいなことをする。1回だけコピーできるらしい。
モザイク除去装置と同じで、いたちごっこになるような気がするのは俺だけだろうか。
必ず、コピーガード除去装置が出回るに違いない。
それよりも、すべてのCDプレイヤーで聞けないとか、その他の制約を受けるため
それによる売上低下の影響のほうが気になる。
俺としてはCDが半永久的ではなくなってしまった現状において、
コピーが出来なくなるというのは非常につらい。
平成15年5月25日
雨。
天気が今一ぱっとしないが、気分はスカッとする1日だった。
昔世話になっていた楽器屋に行った。
そこになじみの店員がいたのでBassを弾かせてと頼み適当に弾いていた。
すると俺の視野に人影がはいった。
『Bassやってんの。ジャムしない。』
その人は40前の男性。どうやらDrumをやっていたらしい。
それから数時間後
自分の楽器を用意し、
誘われるままに、近くのスタジオに行った。
約2時間、セッション(一定のリズムにあわせて即興で曲を演奏すること。)をしたが
そのひとのテクニックは凄かった。
神保彰ではないかと思うほどだった。
10年前、プロを目指して猛練習していたころのことがよみがえった。
お互いのフレーズ(曲を構成する単位。)がうまくマッチすると背筋がゾクゾクとし、テンションは益々高くなる。
が、俺のほうは日ごろの練習不足がたたり、ついていくのがやっとだった。
でもあんなドラムンベース(DrumとBassのみで曲を演奏すること。)はもう2度とできないだろう。
その人は、リストラにあって実家の富山に帰ると言って去った。