7−1 溶液とは
7−1−1 言葉の定義
 
溶解 液体中に他の物質が一様に混合する現象
溶液 溶解によりできた混合物
溶媒 溶かしている液体 アルコールなど(水のときは水溶液という)
溶質 溶けている物質 塩化ナトリウム、砂糖など
  溶液という言葉は日常生活でもよく使います。他の言葉はなじみがないと思いますが、よく覚えてください。
 
7−1−2 溶液の濃度
 溶液の濃度の表し方は、3つあります。
  ・質量パーセント濃度 日常でよく使われます。
 
   溶質の質量:溶液の質量=質量パーセント濃度:100(重要)または
   溶質の質量:(溶質の質量+溶媒の質量)=質量パーセント濃度:100
 
  ・体積モル濃度(簡単にモル濃度ということもある)
   溶液1リットル中の溶質のモル数
   化学でよく使う。
 
 ・質量モル濃度(省略)
 
7−1−3 電解質と非電解質
   電解質 水に溶けて「陽イオン」と「」陰イオンに分かれる物質。
      酸・塩基・塩 です。
   非電解質 水に溶けてもイオンに分かれない物質。
      アルコール・砂糖など。
 
7−1−4 電離度
   溶けている溶質のうち、電離している溶質の割合。
   電離している溶質:溶けている溶質 = 電離度:1
    電離度<1 である。
    電離度=1 なら 溶けている溶質のすべてが電離していることを意味する。
 
 電離度の大小について
    このことについて具体的に説明します。
 今水にある物質Aの分子を1000個溶かしたとします。そのうち980個が電離し、20個は分子状態のままだとします。
このときの電離度は、980:1000= 電離度:1
電離度=0.98となります。
 
 次に別の物質Bの分子を1000個溶かしたとします。そのうち30個が電離し、
970個は分子状態のままだとします。
このときの電離度は、30:1000= 電離度:1
電離度=0.03となります。
 
7−1−5 酸・塩基の強弱
酸や塩基で電離度が大きい(1に近い)ものを強酸・強塩基といいます。それに対し、電離度の小さいものを弱酸・弱塩基といいます。日常生活で使う「強い」・「弱い」とは全く意味が異なりますから注意して下さい。
強酸は塩酸HCl、硝酸HNO3、硫酸H2SO4です
強塩基は水酸化ナトリウムNaOH、水酸化カリウムKOH、
水酸化カルシウムCa(OH)2、水酸化バリウムBa(OH)2です
 
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