9−3−1 遷移元素
 遷移元素はすべて金属元素です。
特徴 ・同周期の元素が性質が似ている。
   ・密度の大きいものが多い。4.0g/ml以上のものを重金属という。
   ・高融点。  ・熱、電気の良導体 ・触媒として使用されるものが多い。
   ・複数の原子価をもつ。  ・化合物は有色、有毒のものが多い。
   ・錯イオンをつくりやすい。
 
9−3−2 錯イオン
・金属イオンに分子やイオンが結合してできるイオンをいう。
・結合する分子やイオンを配位子という。
・配位子の化学式と名称 
 H2O アクア、 NH3 アンミン、Cl- クロロ、CN- シアノ、OH- ヒドロキソ、
・配位子の数 ジ=2、 テトラ=4、 ヘキサ=6(ギリシャ数詞)
・中心の金属イオンと配位子の間の結合を配意結合という。
・中心原子イオンの酸化数の値を、( )の中にローマ数字で記入する。
・錯イオンのイオン価は、中心金属イオンの酸化数と配位子の電荷数の和とする。
・錯イオンのイオン価が負になるときは、「〜酸」と呼称する。
 
多くの化合物が出てきます。各化合物の色、水に溶けるか溶けないか、など重要です。大変ですが覚えましょう
 
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