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恋人たちの休日 小さな港町の朝は鳥の囀りと、教会の鐘の音で明ける。 日の出と同時に起床した雲雀は制服に着替えると、まず外へ出て敷地内にある畑へと向かった。 朝露に黒の皮靴を濡らしながら、雲雀はルコーラやレタス、バジリコやズッキーニを摘む。 昇り始める太陽を背に、摘み終えた野菜を両手一杯に抱えて、雲雀は満足げな表情で屋敷へと入った。 何を企んでいるのかと欠伸を噛みしめながら、イワンは窓の下を見下ろしていたが雲雀が屋敷に戻ると、ディーノが眠る寝室の前の持ち場に戻った。 朝からキャバッローネの厨房は騒然としていた。 なにせ、ドン・キャバッローネの婚約者の少年が泥だらけの野菜を持って姿を現したのだから。 料理人たちの誰もが朝餉の支度の手を止めて呆然とドア口を見つめる。 「厨房を借りるよ」 厨房では料理人たちが料理の下ごしらえをしている真っ最中だった。 「あの人にお弁当を作ってあげるんだ」 「恭弥様、そのようなことは私どもがやりますから…」 雲雀はキャバッローネで預かる大事な客人であり、ボンゴレ雲の守護者。 血の気が多いこともよくディーノから聞き及んでいる。 料理長は子供の機嫌を損ねぬよう慎重に言葉を選んだ。 「なに。僕の邪魔をするつもり。噛み殺されたいの?」 仕込みトンファーを取り出した雲雀に調理人たちは「ヒィ」と血相を変え、すぐさまその場を明け渡した。 「最初からそうしてれば良かったんだよ」 無駄な手間をとらせないでと言いながら雲雀は水場に野菜を置いて、汚れた両手をハンドソープで念入りに洗った。 それから白の割烹着を身にまとい、雲雀は炊事場で米を研ぎ始める。 炊飯器に釜をセットすると次に摘んだ野菜を水洗いし、まな板の上で包丁を振るった。 調理場の隅で様子を窺っていた料理人たちは雲雀の慣れた様子に関心を示し始める。 小一時間ほどかけて雲雀は二人分の料理を弁当箱に詰め、用意させたバスケットの中へと入れた。 「邪魔したね。余った野菜はサラダにでも使って」 それから、何事もなかったようにディーノと朝食を迎え、彼は香りのきついエスプレッソを啜りながら言った。 「日曜日はミサに出席しないといけねぇんだ」 「ミサ? それもボスの仕事なの?」 「ん、まぁな。イタリア人なら、週に一度はお祈りに行くもんだぜ」 食後に出された紅茶を一口飲んで雲雀は「そう」と男の説明に納得した。 「だったら、僕も行く」 あなたが行くところなら、なんだって知っておきたい。 何事も経験だ。 彼の傍にいて様々なことを吸収してこいとリボーンに言われたこともあり、雲雀はディーノと一緒にミサという行事に参加することにした。 「制服なら問題ねぇか」 並盛中指定のベストにこれまた学校指定の色であるネイビーブルーのネクタイで身を包んでいた。 ネクタイの色はネイビーブルーとネイビーレッドの二種類が学校指定だったので、その日の気分次第で変えていた。 イタリアに渡ってから雲雀はミラノ仕立てのワイシャツ数枚をディーノからプレゼントされた。 良質のワイシャツはすぐに雲雀の肌に馴染み、今では普段着として使っている。 今日は休日でデートということもあり、風紀の腕章はしていなかった。 (日曜は聖なる休息日、か…) 妙なところで可愛いなとほくそ笑み、相変わらず一寸の乱れもない服装によしと頷く。 日曜日だというのにディーノは朝からスーツを着て正装していた。 取り巻きの部下たちも普段以上に身だしなみに気遣っているようだった。 あとから聞けば、ミサはちょっとした社交場みたいなもので老若男女が皆、正装をしてめかしこんでいるという。 「ミサが終わったら、即行、出掛けるからな」 今日はディーノとドライブに出掛ける日。 雲雀は内緒でバスケットを彼のフェラーリの助手席の上に乗せると、手招きしている男の元へと向かった。 教会に行くまでは部下が運転する黒塗りの車で出掛けた。 振り返ってみると、ちゃんとディーノの車を引率されている。 ディーノの寄付によって修復された教会の扉を潜るとミサに参加している住民たちが次々に振り返り、ディーノに対して敬愛の意を示す。 「おかえりディーノ」 「今度の旅はどうだったかい?」 皆、一様にこのシマのボスであるディーノを心から慕っている様子だった。 隣に侍らせている雲雀を見るや、住人たちは興味深げな視線を向けていた。 「この可愛らしい坊やはどなた?」 「東洋人なんて、珍しいな」 「こいつは日本から来た弟子の恭弥だ。家に住まわせている。皆、これから良くしてやってくれ」 ディーノが紹介すると、シマの住人たちは口々に「ディーノは弟子をとったのか」とか「やんちゃそうだ」とか、「お人形みたいに可愛い」だのと様々な感想を述べてゆく。 そのなかでも最年少の幼女が「お兄ちゃん、ボスのコイビト?」と唐突に質問をするものだから、周囲の者たちはドッと湧いた。 年端もいかないその幼女はまだ恋人という言葉の意味を良くわかっておらず、事あるごとに口にしている背伸びをしたい年頃なのだと母親が慌てて付け加えるも、質問を受けた雲雀は顔色を変えることなく「そうだよ」と肯定した。 ディーノは口から心臓が飛び出しそうになるところを寸前で堪え、「なに言ってんだっ」と、声を揺らしながら雲雀の肩に手を置いた。 「どうしたの。あなたと僕が恋人だってこと、知られたらまずいの?」 ここはあなたのシマでしょうと、小首を傾げる少年の純真な心をディーノは嘘で塗り固めたくはなかった。 だが、ツナからは自分たちの関係を外部には自重するよう日本で言われている。 どうすればいい。 本音と建前に板挟みされながら、迷った挙句、ディーノは決心した。 「そうだ。こいつは俺の恋人だ。皆、手ぇ、出すんじゃねぇぞ」 けん制したのだが、その一言に黄色い悲鳴や歓声が上がったのは言うまでもなかった。 小さな教会は日本からやって来た可愛らしい少年の話題で持ちきりになった。 ミサが終わると教会前の大広場は恰好の社交場へと変わる。 ディーノの周りには一際大きな人垣ができあがり、住人があとからあとから押し寄せて「おめでとう」だの「幸せになるんだよ」と祝辞を述べていく。 そして漸く解放される頃には、ドライブに出掛ける予定時間を過ぎていた。 「あなたよく飽きもせず、同じ話を聞いていられるね」 傍で聞いていて雲雀はうんざりしていた。 「そういうなよ。住民らの情報は貴重なんだぜ」 これもボスとしての務めだと微笑みで答え、ディーノは聞いた話の中で気になる内容を側近のロマーリオに告げた。 住人たちとの触れ合いのなかにもディーノの仕事はあるのだと、このとき雲雀は知った。 「デートとはいえ、護衛はつけるぜ」 厳しい口調のロマーリオにディーノはフェラーリの助手席に座って自分のことを待ちわびている姿を見やって息をついた。 マフィアのボスたるものプライベートはないものと思え。 干渉される丸裸同然の生活は慣れていたが、自由を好む雲雀はどう思うだろうと考えた。 「わかった。だが、護衛はなるべく目立たないようにしてくれ。恭弥にはこの件を知られたくねぇんだ。ふたりきりのデートだと約束をしたからな…」 「了解したぜ。ボス」 マフィアのボスらしからぬ儚げな顔で言うものだからロマーリオも頷くしかなかった。 「待たせたな。恭弥!」 ネクタイを抜き取ると、開襟シャツ姿となったディーノは滑るようにして運転席におさまった。 最初は緊張した面持ちでシートに座っていた雲雀も移り変わっていく風景を眺めているうちにリラックスする。 小さな港町の石畳の細く曲がりくねった道から抜け出して一般道へと合流した。 この町へ来るときにも通った道だが、風光明媚な断崖絶壁の道をディーノは巧みな運転でフェラーリを操り爽快に走っていく。 (手綱を持っているときはヘナチョコじゃないんだね…) 考えてみると、屋敷から出て外の風に当たるのは一週間ぶりだった。 「この景色、気分転換に持ってこいだろう?」 そう話しかけてくるディーノに「悪くはないね」と頷いて幅広いシートに深く沈みこむ。 「あなたはいつも、この景色を見ていたんだね」 「ああ。いつかは恭弥と見たいと思っていた」 二人乗りの車は想像以上に快適で乗り心地が抜群だった。 一般道を暫く走るとアウトストラーダ、日本で言う高速道路に乗った。 アウトストラーダは日本と違って平坦な地上の上に作られていることが多く、逆に交差する一般道の方が高架橋として跨っていた。 途中、高台へ通じる道にモナコのモンテカルロ市街地コースを彷彿するようなヘアピンカーブがあり、雲雀は驚いた。 「モナコを思い出すな」 「モナコ?」 やはり知らない名前だった。 そこもイタリアなのかと訊ねると、ディーノはイタリアの国境近くにある小国だと教えてやった。 プロのレーサーも顔負けな華麗なハンドルさばきでカーブを曲がり、ディーノの気分は最高潮に達していた。 趣味のドライブでストレスを発散させていうのはあながち嘘ではないようだ。 立ち寄ったサービスエリアで休憩をとる。 ディーノは雲雀を連れだってサービスエリア内のパールへと向かった。 「イタリアのサービスエリアは一方通行だからな。俺から離れるなよ」 念には念を押して言う恋人に日本での失態を思い出され雲雀は口をへの字にさせた。 雲雀は財布代わりでもある男の傍を離れずサービスエリアへと入った。 長身で金髪の優男と黒髪の東洋人の子供という組み合わせはサービスエリアでも浮き立った存在だった。 「日本とそう大差はないね」 パールの横にはフードコートがあった。 どこのパールもそうだったが、大抵は立ち飲みだ。 日本人ならば腰を落ち着けて茶を啜りたいものだが、国が違えば文化や生活習慣も異なる。 イタリア人は何かしにつけて珈琲を飲む。 一日何杯飲むのかと思うくらい、景気づけに苦汁を口にする。 ディーノはエスプレッソとカプチーノを注文し、甘い液が注がれた紙コップの方を雲雀へ手渡した。 バールのウエイターは日曜日とあってか、適度に店を訪れる客相手に忙しく立ち回っていた。 ディーノはカウンターテーブルの上に折り畳み式の地図を開き、これから向かう場所を雲雀に示して話した。 雲雀は温かいカプチーノを啜りながらディーノが指し示す道のりを真剣に覚え、おまけについていたチョコレートの包みを開けて塊を口の中に放った。 「向こうではアルパカと遊べたり、フロマージュ作りも体験できるんだぜ」 フロマージュとはチーズに準じたものでワインの摘まみによく合うのだとディーノは表情を綻ばせる。 ワインは飲めないのだけどという雲雀にチーズケーキやタルトにも使えることを教えた。 「子供の頃に一度行ったきりだからな。昔とは随分変わっているかもしれねぇ」 貴重なオフを過ごすのだから、そこはとてもいい所なのだろと雲雀は期待に胸を膨らませた。 更に一時間ほど走ると絵画で見るようななだらかな緑の丘が続き、沿道沿いには放牧されている牛たちがいた。 「漸く着いたな」 見覚えのある風景に自然とディーノも笑顔になる。 到着すると牧場を経営する夫婦がディーノと雲雀を出迎えた。 ディーノは主人と握手を交わし、その妻には軽くハグをして頬にキスをと思ったが、雲雀が物凄い剣幕でこちらを見ていたのでそれはやめた。 「あー。誤解だ恭弥。いまのはただのイタリア式の挨拶で、ハグに深い意味はない」 「どうだか」 「恭弥っ」 そっぽを向き勝手にどこかへと歩きはじめる雲雀の細腕をディーノは咄嗟に掴んだ。 「聞けって!」 「離せ!」 着いて早々、こじれるふたりに夫婦は気を揉み、オロオロと固唾を呑んだ。 「愛してるのはお前だけだ。何度、言えばいい?」 「……」 「折角のデートで喧嘩なんかしたくねぇ」 真摯な男の言葉にそれまで嵐のように荒れていた雲雀の心は静まっていく。 「次は無いからね」 自分がこんなにも嫉妬深い性格だったなんて、恋をするまで知らなかった。 目元を赤くして告げる雲雀にディーノは「ああ」と頷いて、胸のなかに恋人を抱き寄せた。 昼食は青空の下、屋外にあるウッドベンチでとるこにした。 この牧場自慢のオーガニック料理でもよかったが、朝早くから恋人が厨房を占拠して弁当を作ったと聞けば食べないわけにはいかない。 ウッドテーブルの上に並べられた重箱の中身は色鮮やかな和食だった。 「これ全部、恭弥が作ったのか?」 手間暇がかけられている仕事ぶりにディーノはいたく感動し、幼い恋人は微かに頬を染めながら「当然だろ」とそっぽを向く。 「どれも旨そうだな」 「食べるのは、いただきますをしてからだよ」 相変わらず礼儀正しい雲雀に倣ってディーノは合掌し、まず最初に厚焼き卵を箸で摘まんだ。 ふわりと柔らかく甘い。 一口食べてみると、嘗て大人の雲雀が作ってくれた味付けと何ら変わりはなかった。 「イタリアに来てから、ずっと恭弥の手料理、ご無沙汰だったな」 「あなたがどうしてもって言うのなら、偶にこうして作ってあげてもいいよ」 「ほんとか? 今日はえらく機嫌がいいじゃねぇか。やっぱ俺と夫婦水入らずでデートできて嬉しいのか?」 「別に。まだあなたとは夫婦じゃない」 「でも相思相愛の恋人同士だぜ」 「ふぅん…」 どこか他人事のように生返事をしてみせる。 ツンケンとした物言いが可愛くて仕方ない。 だって恋人は十七も年下で、やんちゃなじゃじゃ馬なのだ。 「嬉しいぜ。恭弥」 黒胡麻のふりかけられた八穀米おにぎりを頬張り、雲雀が淹れてくれた緑茶を飲む。 「うめぇ。これは恭弥お手製のハンバーグか? ちょっと変わった味がするな」 「豆腐ハンバーグだよ。あなたのために低カロリーにしておいてあげたんだよ」 「低カロリーって、俺はまだ中年じゃねぇ。メタボ扱いすんなっ」 「今はそうじゃなくても、油断大敵っていう格言があるからね」 「恭弥はいい奥さんになるよ…」 雲雀が作るものは何だって美味しかった。 ディーノがあまり好んで口にしない野菜も上手く調理工夫をして美味しく仕あげている。 料理が上手くて気立ても良くて、喧嘩も強くて気も強い。 これが自分の恋人だと思うと誇らしくて胸がいっぱいになった。 大声で叫んで自慢したいが、そんなことをすれば忽ち恋人の機嫌は急降下するのでここは家に帰るまで我慢しようと思った。 「ゴチソウサマでした。ほんと旨かった。ありがとうな恭弥」 ディーノはいつだって出された料理は一つ残らず食べてくれた。 それを眼の端で確認しながら雲雀は片づけをはじめる。 「俺も手伝うぜ」 素っ気ない態度で返してくるが、内心はディーノが満足してくれて嬉しかった。 空の弁当を片付けると腹ごなしの運動を兼ねてアルパカのいる牧場へ足を向けた。 「ほら恭弥。可愛い奴がたくさんいる」 遠くからその存在を見つけてディーノが指差した。 彼が示した牧場には見慣れぬ茶色い毛並をした動物が放し飼いにされていた。 「ワォ。小さくてモコモコだね。これがアルパカ?」 牛でもヤギでもないなと雲雀が怪訝そうにそれらを見つめていると、ディーノが察して説明を加えた。 「アルパカは南米から来たラクダの一種だ」 近づいて、大人しくしている一頭の子供の頭をディーノは撫でてみせた。 「主にアンデス山中で飼われていて、その毛で織物を作っている」 「随分と遠くから来たんだね」 「ハハ。恭弥と一緒だな」 ディーノは色んなことを知っていた。 雲雀は感心しながらアルパカの子供の背をディーノに促されるように勧められ撫でてみた。 「な。可愛いだろう?」 「……」 黙々と触っているが、こう見えて雲雀は動物好きだということをディーノは密かに知っている。 名残惜しかったが、ずっこここにいるわけにもいかず雲雀はアルパカ牧場を離れ、今度は緑が鬱蒼と覆い茂る白い小道を歩いた。 「空気が澄んでいて気持ちいいな」 普段、仕事に追われるディーノはイタリアに戻って来て初めて雲雀と水入らずな時を過ごしていることを実感する。 誰の目も気にすることなく好きな人と手を繋ぐことに幸福を感じ、一方の雲雀は雄大な自然に身を置くことで心が澄み渡っていた。 「見て、ディーノ」 ふと指差した方角には小さな集落があって、高台にある古い教会を頂点にして青空マーケットが催されていた。 集落の入口にはオーガニックマーケットと書かれた垂幕があった。 「オーガニックって?」 「あー、平たく言えば化学肥料や農薬を使用しない野菜や、無添加物の食料品をさす言葉だな。健康志向は日本もヨーロッパも変わらないからな」 「ふぅん。流行ってるんだ」 「行ってみるか?」 集落の外れの草原には内外から訪れた客の車が数多く止まっていた。 「かなりの群れだな。平気か?」 心配するディーノを余所に雲雀は有機野菜や無添加の乳製品、肉、菓子、アルカパのニット製品などの売り場を見てまわる。 「ねぇ、これ」 立ち止まって雲雀が指差したのは蜂蜜だった。 販売をしているふくよかな中年女性が試食品用のカップを雲雀に振る舞い、一口食べた雲雀は「これ買って」と一番大きな蜜壺を選んだ。 「うちの蜂蜜はパンにつけても、紅茶に一滴垂らしても美味しいよ」 雲雀はすっかり話しにのせられていた。 自信たっぷりに蜂蜜をピーアールする女の笑顔に押され、ディーノはやれやれとポケットから長財布を取り出す。 「僕ひとりじゃ食べきれないから、あなたの屋敷の人にも分けてあげて」 お土産を気にするあたり、律義な日本人らしさが窺われた。 それから雲雀はオリーブオイルやサラミ、ハーブなどをディーノに買って貰い満足げだった。 マーケットを立ち去る頃には買い物袋で両手は塞がれ、一旦車に荷物を預けに戻った。 午後からは青空の下、フロマージュ作りを体験した。 フロマージュは様々な料理に利用できる素材として重宝されている。 料理に関心がある雲雀は婦人からフロマージュを利用した料理のレシピを真剣に聴き、今度はその手料理にありつけるのかとディーノは内心期待をした。
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