FRP加工のつぼ -4-  マスター型の制作
造形用発泡ウレタンによる制作(基本はバルサも同じ)
造形用発泡ウレタンフォーム
堅く、スポンジやゴムのような柔軟性は
全くない
 カッター、カンナ、紙ヤスリで簡単に削れる、 力をいれるとわりと簡単に折れる。
木目のような目はなくどの方向からも削りやすい。

欠点 模型店では売っていない。
造形の関係の店では取り扱っているかも?
どうしても入手できない方 メール下さい
まず原寸図面を書く 
手で削り出す
削り出す場合
主要胴枠部分の雌型紙を作る
   ->  
根気よく削りだしてください
左右張り合わせて 形が整えます 
仕上げ
へ行きます

3D画像です
NCフライス盤による製作
NCフライス盤に3Dデータを入力、
造形用発泡ウレタンから右半分を
削作加工してもらった。
もちろん左半分もありますよ

イラストレーターのデータで入稿し
モデラで3Dのデータに変換し削だし加工
正確に出来ています
データでのリブのポイント数が違うと、その間 しわが入ります
これはいたしかたないので 手修正です
仕上げ
へ行きます

これは デザインにある問題が発覚して 製作を中断
造形用ウレタンの仕上げ 
造形用ウレタンはシンナーやアセトンに犯されない
ためポリ樹脂(リゴラック)で大丈夫 もちろんエポキシ樹脂もOK(ポリ樹脂は臭いがきついため 最近はもっぱらエポキシ樹脂を使っている) 

発泡スチロールで型を作った場合はエポキシ樹脂を使わないと溶けちゃう しかも 染みこまないため表面硬度が低い
大きな物ならいざ知らず 小物を作るときは発泡スチロールでは精度がでません

バルサの場合 ポリ樹脂ではなくラッカーを数回塗ります
1)樹脂を塗る
 樹脂が表面に染みて1mm程度の堅い皮を作る

2)ペーパーででこぼこを取る


ここの表面のなだらかさ、ざらつきが製品に反映します
時間をしっかり掛けます。
3)パテ修正
4)サーフェーサー吹いてペーパーがけ
5)でこぼこがあるときは3)〜4)を繰り返す
6)最後のサーフェーサーを吹いたら800番でかるく磨く

型 完成
シリコンで型どり+積層する(詳しくは次ページ参照)


製品が右の写真 これってなあに?
色は塗ってないけど こうなる

フラップサーボホーンカバー

エルロンサーボロッドカバー

Top-page->