京商ストリームライナーのデティールアップ番外編(6)

キャリー・トレーラーの制作


本物の写真を見ているうちに
キャリーがほしくなりました。

スクラッチビルドで、材質はほとんどアルミです
ホームセンターで売ってるアルミアングル・角パイプ・Cチャンネルが主材料です。
当初 アルミろう付けを試みましたが、表面が焼けて汚くなること、焼きなまされ強度が低下するということで断念しました。
曲げて加工することにします。

下側が「ろう付け」:上側が「まげ」
生地のままでは堅すぎて曲がりませんので ガスバーナーで適度にあぶります。
あぶりすぎると、少しの力で簡単に曲がるほど柔らかくなります。少しあぶって曲げてみる この繰り返しで強度を出来るだけ保ちます。
加工した物を ブラインドリベットで止めています。
後で分解が不必要のところはリベット止め、必要なところはネジを使います。
メインフレームはアルミの9mm角パイプです
内径は7mm角ですので T字接合の部分で継ぎ手に7mm丸棒を2cm程度使います
斜めに削ってあります。 船のキール部分を「逆への字」に曲げた角パイプを使うため、フレームに75度くらいのT字になり、当たる部分を削っています。
接着材はこれです。半透明で粘りがあり アルミもそこそこ接着できます。
瞬間接着剤でも弾性瞬間という物が発売されておりますが、茶色のため 今回は使用しませんでした
フレームにタイヤを取り付ける 部品です
タイヤと板バネと関連部品はタミヤのラジコンタンクトレーラーの部品を注文しました
タミヤは部品番号がわかっている時はその部品だけ注文できるので便利です。なお廃盤のキットの部品は無い場合があります。
取り付けてみました。位置は船を置いたときのバランスを見ながら決めます。
シャフトは全ネジを利用します、シャフト中央部分はアルミパイプでカバーをします。
タイヤを付けて、トレッド(タイヤ間の幅)を決めています
Cチャンネルで船底に接触するバーを作ります。
小間物をつくります。
タイヤフェンダーを作ります タイヤ径が95mmなので 105〜110mm程度の缶を探しました。まっぷたつに切ります。
簡単に探したように書いていますが、これが1番時間かかっています。
当初100円ショップのステンレスカップを加工していましたが、加工中にひびがあちこちに入って断念しました。
タイヤフェンダーをフレームに取り付ける為
「Lアングル」を取り付けます。その後、缶サフェーサー吹いて、缶シルバーを塗装します。
完成お披露目です

黒い棒はゴムパイプです、ステップはアルミパンチングパネル

スクリュー部分のパイプ迂回処理

板バネもしっかり機能します(右図)

H16年2月8日の展示会に出品
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