阿知須「いぐらの館」の概要
(旧中川家住宅)



此処 阿知須は周防の国も西南に在り、

周防灘に面し古くは阿知須浦と呼ばれ、

大変廻船業の盛んな土地柄でした。

江戸時代の初期には既に16隻、後期には60隻の廻船が居たと

「阿知須町史」は伝えています。 

中川家は水軍の末裔として音頭の瀬戸

から渡って来たと伝えられており、

江戸後期から明治期にかけて阿知須廻船業の中心となった家です

 

阿知須の廻船業を支えた廻船

昔の阿知須浦では茅葺や藁葺の家が密集しており、

人々は大火に悩まされました。

このため廻船業の人たちは

瓦葺の屋根、漆喰で塗り固めた大壁、泥戸等、防火機能に

優れた建物、いわゆる「いぐら造」の建物を建てました。



廻船業者の居蔵造の住宅


廻船業者が残した居蔵造の中でも

この「阿知須いぐらの館」は阿知須の居蔵造を代表するもので

昔の面影を色濃く残した古民家です。

「阿知須いぐらの館」は平成16年に

中川家より当時の阿知須町に寄贈され、

(17年の合併により山口市に編入)により保存工事がなされ

平成20年4月より  山口市教育委員会の施設

旧中川家住宅 ”( 愛称 阿知須いぐらの館 として

一般公開されています。


阿知須いぐらの館は明治17年に建設されたことが

当時の当主である中川令辰(比斉)の

比斉日誌(阿知須図書館 所蔵)より判ります。

いぐら造の建物を見ているだけで

当時を思い起こすことが出来るようです。


館内には廻船業の歴史、いぐら造の特徴、

阿知須地域の民俗資料、昔懐かしい道具類等

盛りたくさんの資料が準備されています。


また季節に応じたイベントも開催しています。

折々に咲く庭の花木は周りの風景に花を添えています。



庭の花木(御柳)

職員による説明をしています。

皆様方の来館をお待ちしています。



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