<介護関係・お勧めの書>

(1)

男の介護;48歳サラリーマンの選択、竹永睦男著、法研、東京、1998

 年老いた両親の介護のために退社し、
東京と鹿児島を往復して仕事と介護を両立している。
介護をしながら、何が必要か?どこを変えるか?を考え、
家族意識の変革を指摘しつつ介護に関するポイントを示す。

竹永氏の指摘する介護のポイント

1)問題解決はプロジェクトチーム方式で
 介護を一人で頑張る時代ではない!医療のプロを巻き込む
ことが介護に安心感を生む。一人で頑張りすぎないで、役割分担をする。
直接介護する人のサポート、心のメンテナンスを忘れない。
介護する人の役割と範囲をはっきりさせ、任せきりにしない。
不測の事態に対する責任追及はさける。

2)社会への窓を開く
 ベッドを家の中心に設定し、孤独感を減らし介護作業をしやすくする。
とにかく来訪者を増やし、ディサービスを利用して人との交流を増やす。
「できる人ができることをできる範囲で」が長続きのポイント。
たまには手を抜いたり、聞いた人が落ち込まない範囲でグチを言うのも
リフレッシュ策になる。

Copyright(C)DocMihi.1997


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