毒とるMIHIのダルマ絵習作

パソコンを使って描く絵手紙の練習のつもりで始めました。
時々、新作に挑戦しますので。宜しく!
殆どのダルマ絵は、制作時間が5−6分です。
使用したのは、フリーソフトとペンタブレットです。

20年前には、こんな教授がいました。
何処かの雑誌に、昭和初期の某帝国大学教授として
こんな姿が出ていたような気がします。
以前に新宿で開業していたボクのおじさんは、
横川吸虫名付け親の教授と一緒に仕事をしたとか。
この教授をもっと優しくすると、そのおじさんみたいになりますネ。

 しかし、昔の医者はヒゲが多かったようですね。
ボクがヒゲを生やすと、あやしい中国人になりますけど。
ホントは、ボクは格好良いヒゲに憧れています。

 新生児室はあまり縁がないのですが、経験的に。
生まれた赤ちゃんの名前は、「XXベビー」って言うことが多くて。
小さなケース(ベッド?)に入っていて、
ガラス窓越しに見ることが出来るモノ。
まるで金魚鉢の中の魚を見るようなカンジでした。
20年以上前のことです。

デイケア(通所リハビリテーション=通リハ)で、クライアントの皆さんが燃えるのは、
何と言っても「風船バレー」と「テーブルサッカー」でしょうか。
スタッフの応援がキーポイントで、上手に応援すればするほど燃えます。
ビーチボールを使った「テーブルサッカー」はちょっと違っていまして。
本気になった人が少しでもいれば、燃えることになるんです。
車いすも普通の椅子も座ってると、ぶっ飛んできたボールは顔に激突するんです。
それは痛くはないけど、けっこう驚きますよね。
それを繰り返していると、クライアントの方はガスレンジに灯油をかけたくらいに燃えまして。
ビーチボールの速度は加速し、スタッフの声が聞こえないくらいに白熱化。
終わる頃には、鼻息がかなり荒くなってますね。

病院で患者さんを呼ぶ時に、最近「XX様」って呼ぶことが多くなってきました。
でも、あれってヘンじゃないですか?
患者=客なんでしょうか?ボクは違うと思うんです。
確かに「病院=ホスピタル」で、もてなすという意味が含まれてはいますが。
「適切な医療をする」という契約の元に水平の立場だと思うんですよ。

医療スタッフが患者さんを「様」と呼ぶ時に、
もてなすより「患者=儲ける対象」を感じます。
そう感じるのは私だけでしょうか?
医者になって、患者さんを「XX様」とは呼んだことがありませんけど。
それって、ヘンですか?

しかし、ナンですねー(桂小枝風に、お願いしますネ)
どうして家族でもない患者さんに、あれだけ優しく出来るのか。
「何でかなー、何でかなー」って、不思議でならなかったのですが。

「そら、センセ。ゼゼコ(お金)貰えるからだけじゃないんですよ。
なんか、体に染みついたモノというか。
体に仕組まれたDNAと言うか、そう言うのじゃないですかネー」
「ホウホウ。じゃあ、医者に厳しいのもDNAとか?」
「それ違いますよ、相手によって・・・」

と言うことで、MINEさんからのリクエストは「ナース・ダルマ」でした。

やっぱり、内科と外科はペアでしょうから。
メス系の代表として1枚、外科ダルマを。

しかし、ナンですねー(どうも小枝さんになるなー)。
メス系の毒とるは3日メスを握らないとダメらしい。
え、何がダメって?これは、外科医から聞いた話ですが。
メスを3日持たないと、イライラしてくるらしい。
魚でも良いから、切っていたいとか?
それって、禁断症状でしょうかね?
内科医は、聴診器をつけなくてもイライラしませんね。

クリスマス用に1枚描いてみました。
描いてみて、気がついたことがあります。
サンタとダルマは、本体の色合いが似通っていること。
どちらも、良い人(?)かな。

やっぱり、お正月と言えばダルマですネ。
縁起物というか、お願いダルマと言うか。
娘の受験の時には、片目だけ墨を入れてました。
願いが叶って、無事両目が開きました。
新年のお参りの時に、1つ小さなヤツを買おうかな?
お願いしたいことは沢山あるけど、お気楽でネ。
あんまり期待が大きいと、ダルマさんが嫌がったりしたらイケナイから。

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第一作は、いわゆるダルマ絵は恐そうな
ギョロ目で行こうと思ったのですが。
どうも、ボクには似合わないので。
愛嬌のあるヤツを描いてみました。
毒とるダルマへ発展すれば、と思っていますが・・・。

 そこで、ボクの信条の「お気楽」でまずは1枚描いてと。

 実は、これがすべてとも言えますね。
どの顔も、お気楽そのものでして。
自分の中にあるお気楽さは、こんなカンジでしょうか?
そこからあんんまり発展しそうにないので、毒とるダルマへ。
色んなダルマ医者を、描いてゆきたいと思います。
これなら何とか、作品を広げることが出来そうですので。

 昔の医者は、耳鼻科じゃなくてもこんな格好をしていましたね。
ご多分に漏れず、内科医であったボクのおじさんも、
遊びに行くとこんな姿をしていまして。
その頃は絵本を見ると、医者の多くはこんなイメージでした。

 この使い方は、ご存じとは思いますが。
患者さんの後ろ側に光源を置いて。
穴から覗くと言うあんばいで。
中心にちっちゃな穴が空いている丸い鏡を、目の前へ倒すんです。
反射した明かりで、喉の奥を見るというわけで。

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