「めんそ〜れ de 沖縄」(3)

<3rd day>玉泉洞王国村−ひめゆりの塔

(玉泉洞王国村)
 鍾乳洞で足腰鍛えて、汗ばむ私。地下の空気はじっとり湿り、時々落下する滴に驚きつつ、1.6Kmを歩くのです。つくづく入り口で万歩計があったら売れるだろうと思ったのです。やっとの思いの出口で、疲れ切った観光客に幸せを感じさせるエスカレーター。
 幸せ一杯の観光客を地上で待っているのは、沖縄名物の五目ご飯的展示場。「ほうほう、おお!これが!。なるほど!そうそう!」で、沖縄名産品を知り尽くした気になるところがいかにも安直で良い。入り口で撮った?撮られた?民族衣装のオネーサン2人にサンドイッチされた写真を出口で「さあ、買ってね!」。鍾乳洞をマラソンで駆け抜けた観光客はこの写真は絶対に手に入らないでしょう。かなりの枚数をおよそ1時間半でスピード現像焼き付けですから。

 うろうろしてると、あるもんですな〜。またまた出ました、ハブとマングースの戦い。パスして土産物屋へ急ぐ。色々試食して、サトウキビを購入。重かったのに頑張って家に持ち帰ったんです。
 だけど、1週間以上冷蔵庫の中に鎮座していました。気を取り直して、丈夫なだけが取り柄の私の歯はサトウキビの皮を順調に剥ぎました。小さく切った後、上品にお皿に盛って食べ方の手本を示すのでした。私は小学生の頃を思い出して、ガシガシ、チュー。ほのかな甘さで、巡る巡る因果が巡るじゃなくて、巡るは思い出走馬燈。

(ひめゆりの塔)
 第三外科壕に入ると悲しい場面がいっぱい。こんな条件の悪いところで手術をしたんだ!感染予防は?術後の経過は?
 ふと見上げた、地上の穴の入り口あたりから落ちて来た砂が目に入って?潤む目しばし止まらず。戦争の悲惨さをしみじみ感じ、平和な世につくづくありがたいと思うのでした。錆びたり焼けてしまった古い医療器械を見ながらしんみりしてしまったのです。

(琉球がらす村・ぎやまん館)
 バスでひめゆりの塔から30分。ガラスだけじゃなくて焼き物もあります。
入り口のシーサーに見とれて、ミニシーサーを購入。(パソコンの上に鎮座して魔除けのはずが、なんだか分かんないけどスキャナーと新しいスカジーボードを取り付けたらトラブッちゃったい!ミニは御利益もミニかいな?)
 焼酎・ワイン用のグラスを3ヶ購入して毎晩愛用しているんですが、たっぷり入ってしまうのが嬉しい程に大きく、手触りも良い。(ガラス製品ではここは、結構安い。)
 昼食のお弁当の入れ物(編みかごのケース)はお持ち帰りOK!かさばるから誰も持って帰らないだろうと思ってたら、さすが律儀な横山さん一家は全員お持ち帰りでした。もう一組お持ち帰りをした一家があったけど、気が付いたらバスの中に意識的に忘れていったようでした。横山やすしさんもどきは、芯から律儀なやすしさんしてるんですね〜。
 でも、持って帰って何に使うのだろうかネ?

(国際通り・公設市場)
 さすがに賑やか、タクシーに乗ったら「国際通りの三越へ」がキーワード。公設市場はバレバレの観光客には愛想がいい。「ウサガミソーレー(召し上がって下さい)」で、試食三昧。うみぶどう、ミミンガ、らっきょ、のり。トン足、とトン顔はちょっと・・・ここで買ったモノを料理もしてくれるとか。

(ナイトクルージング)
 那覇港、夕暮れの中を出航。モビーディック号の船内は多国籍集団の日韓米?。私のリクエストしたジョニー松本の‘60sが流れる中、ノリが良いのが韓国子女。オリオンビールで良い気持ちになりながら沈む夕日を激写。ついでに船長と家族でファイブショット。制服制帽の私は思わず敬礼!で、ハイチーズ。

 ステーキは大きかったのは嬉しいけど、ちょいとばかし噛み心地満点でありました。やっぱり、ビールは飲みなれた奴が良いですね。ホップがもう一歩!

 ホテルへ帰ってきたモノの、飲み足りない。我が家の女子高校生二人を部屋に残して、ナイトラウンジへ水入らず。こうして、ウイスキーのダブル&カクテルで沖縄の最後の第3夜は幕を下ろしたのです。


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