- ひとりでむらまで -     2003年2月22日
宙組公演  
傭兵ピエール/満天星大夜總会

松123
宝塚歌劇団宙組公演   傭兵ピエール/満天星大夜總会 

2月22日(土)朝、前日の心地よい疲れのためかぐっすり眠れ、朝はすっきり6時に起きました。
ホテルの支払いを済ませ、いざ宝塚へ!(専門用語では宝塚大劇場へ行くことを”むらに行く”というらしいです。)
梅田の駅からは阪急電車で一直線!8時過ぎには大劇場の前にいました。
すでに当日券売り場には数人の方が並んでおられました。
先頭の人はレジャーシートを敷いて、コーヒーとクロワッサンでゴージャスな朝食!いったい何時からこちらへ?
列の最後尾、・・・といっても7人目ですが・・・に並んでいると
「当日券の最後はこちらですか?」と女性に聞かれ「はい。」と答えてから会話が始まりました。
自分は山口から来たとか、本当に観たがっているのは細君であるとか、とりとめのないお話をしていると、音楽学校の生徒さんが1列に並んで書類を運んでいました。細君と観たテレビで音楽学校の生徒さんは1列に並んで歩き、廊下は直角に曲がるってのがありましたが本当なんですね。この日は第89期生の文化祭もバウホール(大劇場に併設されている500席の小ホール)で行われるのでその関係でしょうか。

件の女性と”入り待ち”とかのお話をしてたらクリーム色のコートの軍団が目の前を!

私 「だれかの応援団ですよねー。
女性「和央さんですね」
私 「和央さんって、だれですか?」
女性「今日の公演のトップさんですよ(←あきれられたかも・・・)」

私、今日観る公演が”傭兵ピエール”ということ、ジャンヌ・ダルクが出てくるということ(これさえも細君の入れ知恵)以外何も知らないのです。

9時30分、当日券発売の時間が来ました。さて、どんな席がとれるのか?
いよいよ私の番です。
「この黄色いところのお席がご用意できます。」

はぁー、やっぱ前の方はないなぁーと2階席を観ると、ををっ!なんてこったぁ!
1列目ど真ん中に3席黄色いラインマーカーが!
「こっ、この席もあるんですか?」
「はいございます。」
「くださいっ!」
てな感じで2階1列目40番台後半という私にとっては超すごい席を確保しました。
2階席からはオーケストラBOXがみえるので、楽器の準備とか、ギターを持ち替えたりとか、こういうのを観るのも私は好きなのです。
チケットを手に入れた後はブランチ、大劇場にはたくさん食べる所があるのですが入り口から一番近いところで 八宝焼きそばと小さいビールを注文しました。私の後ろで当日券を買ったあの女性の方もこちらで食事されてました。
目があったら、手をあげてにこっと笑顔で・・・・
ああ、なんかわくわく。と、それだけなのですがうれしいものです。その後、お元気でしょうか?
しかし、八宝焼きそばはちょっといけません。見本では麺が太いのに、実際はかなり細い麺でフライパンで焼いたものでなく、揚げたものでした。これじゃ皿うどん??

(この間に舞台を観ている・・・)

宝塚の公演は はじめにお芝居が1時間半くらいあって、30分くらい休憩、その後55分のショーがあります。
これで大劇場の場合、S席7500円けっこう安いですよね。
また、この日は89期生の文化祭も行われたということでバウホールの入り口で音楽学校の生徒さんがプログラムを販売されていました。

この中から明日のトップスターが生まれるのかと1部購入しました。
「ありがとうございました。」と声もかけられ、思わず「がんばって!」

とまぁ、こんな私が観た舞台の観劇記はこちら↓

超宝塚素人の観劇記 2003/02/22 宙組大劇場公演 「傭兵ピエール/満天星大夜總会」

むぅー、何から書いたらよいのだろう??・・・私と宝塚・・・細君の保護者として同行するだけ。
旅行記で書いたようにトップさんすら知らない。こんな私の観劇記??

さて、一人で宝塚を見たのは10年ぶりくらいでした。

勤続25年のお祝い休暇で後藤さんと宝塚というミュージカル三昧をしたのですが
まず、あのポスターです。最後の最後まで悩みました。
だって、昨年観たのが”プラハの春”と”ガラスの風景”ですよ!
んで、今回のポスターみて”こりゃまたジャンヌダルクのかたーいお話じゃないかって・・・あのポスターの赤茶色のイメージ!
ちょっと引きました。
でも、舞台が始まってからは笑いっぱなし!職場に花總まりさんファン(男)がおりますが、理由が分ったような感じです。
こんな楽しいことやるのか宝塚!ってかんじです。
まだ見られていない方、「忘れてないだろうな? あの約束」と言うセリフを忘れてはいけませんよ。
笑った笑ったと書いてますと”ああ、そういうお芝居か”と誤解されそうですがちゃんと、悲しいっていうか、はらはらするシーンもありますよ。
誰のファンでもなく、例えば”だまされたと思っていっしょに観ようよ!ただし自費で”と言われたひとがみても全く問題ないエンターテイメントの真骨頂!

満天星大夜總会のほうも休憩で一休みして(・・というかカクテルを飲んで)劇場に入ってあらびっくり!
すごーい電飾。ショーが始まると銀橋に特設階段があって、和央さんは客席へ!「♪熱烈歓迎よぉーこそー!」
思わず2階から身を乗り出してしまいました。
また、”♪私はハナちゃん〜”とか ”パンダ・パンダ”とか、家に帰ってからも口をついて出てくる楽しい歌。

花嫁さんと花婿さんが踊る場面で、花嫁さんのベールが床に落ちたカップルが一組あって、お婿さんが拾ってお嫁さんに渡したんですが、また落ちて・・・というアクシデントもありちょっとはらはらもしましたね。
(結局、最後まで花嫁さんはベールを手に持たれてました、トップさんのカップルより目立っていたかも・・・)

別れの歌手、伊織さんが歌われた”ラバーズ・コンチェルト”どこかで聴いたことのある曲だなーと原曲を探すのに一苦労。
よーく考えたら、電話の保留のときの音楽でバッハのメヌエットをさんざん聴いてたんですよねー。

ROCK IN TAKARAZUKAなんてのをやってるので、何か参考になる曲はないかなーと思ってましたがそうはうまくいきません。

また、ショーのタイトルからアジアン・テイスト満載か?とも思いましたがそんなこと全然ないですよ。

松123 (2003.04.26)

追記  
 基本的に宝塚の舞台は生演奏なのですが、たま−に録音が使われることがあります。わたしは、曲の展開とかが複雑なのでどこかのスタジオミュージシャンが演奏しているんだと勝手に思っていました。
スカイステージで”宝塚のツボ”をみてまたびっくり。オーケストラの方が演奏されているんですね。きっと、シンセサイザーとか効果音とかが複雑なので生演奏での再現が難しいから先に録音しているんですね。
それと、この公演から、音楽もアナログのテープからデジタルのMOに変わったそうですよ。

幕間の休憩もやっぱりカクテル・・・・・?!
またまた面目ない・・・・
↑なにこれ??
正解は緞帳・・・・・・