トイレのスリッパ

学校のスリッパがそろえられています。すばらしいなあといつも感心しています。

長野市にある円福寺のお坊さん 藤本 幸邦(ふじもと こうほう)さんがこんな詩を書かれています。

はきものをそろえると こころもそろう
こころがそろうと はきものもそろう
ぬぐときにそろえておくと はくときに心がみだれない
だれかがみだしておいたら だまってそろえておいてあげよう
そうすればきっと 世界中の人の心もそろうでしょう

はきものをそろえることは、「自分自身をみつめる」「自分の行いを振り返る」ということにつながると考えられたのです。つまり、「はきものが散らかっていると心が乱れている。そろっていれば心が落ち着いている。」ということです。「だれかがみだしておいたら だまってそろえておいてあげよう」という言葉の中の「だまって」の部分もすてきですね。落ち着いた生活を送るとともに、次の人のために・・という優しく思いやりの心をはぐくんでほしいです。

体育の時間でしょうか、服がきれいにたたまれているのを見ました。気持ちを落ち着かせて学習に取り組むことができますね。

2023年05月01日