4年生の算数の授業から

4年生の算数の授業参観をしました。さまざまな四角形の辺の関係に着目して、向かい合う1組の辺が平行なら「台形」、2組なら「平行四辺形」であることを学習しました。

机の上には、6枚の様々な四角形の図が並びます。この中から仲間分けをします。どの辺が平行になっているか印をつけたり、仲間分けをした理由を説明したりするなど、友達と考え合う場面がたくさんあり、子どもたちがお互いに聴き合う姿や、誰もが一生懸命に説明しようとする姿が見られました。

担任の先生は、子どもたちの考えをつないだり、取り上げて広めたりする、「ファシリテータ-」役として授業を進めていました。どの子の発言に対しても必ず良かった所を伝え、価値づけることで、子どもたちは安心して発言し、クラスの中に対話が生まれてきます。「なるほど」「それもいいね」「わかったよ」って言われたり、うなずいてくれたりすると、誰もがうれしくなります。

「聴く力」はただ聴くだけではなく、相手にお返しができることも含めて「聴く力」だと、授業を参観していて思いました。本校がめざしていきたい授業を参観することができました。

2023年06月29日