2012年の山口県のスギ花粉数予測


スギ花粉情報
2012年のスギ花粉数の予測(山口県):2100個/cm2程度
着花率からの推定)

着花率とは,着花の程度を表すもので,ここでは便宜上
{ある木において雄花序をつけている枝の割合(%)}
としています.

解説:
11月上旬の調査では,スギ雄花の着き具合は木により差がありますが,前年に比し着花率の低い木が多いようです。
定点観測以外の木にはむしろ今シーズンの方が花が多いものもみられます。
これま で 観察して きた木の平均着花率からは2100個/cm2程度の予測総数となりま す。
これは平年(最近10年間の県内20数カ所の平均値:約2400個/cm2)とほぼ同等かやや少な目の値です。
また、花粉数の非常に多かった昨シーズン(5200個/cm2)の約40%の値となります。
しかしながら、2100個という値は決して小さいものではなく、10年前であれば平年値(1800個)を上回る値です。
実際の飛散数はシーズン中の気象にも大きく影響を受けます。

ヒノキの花芽も過去最多(2200個/cm2)となった昨シーズンと比べると約30%程度の着花状態と思われます。
ちなみに平年値は850個/cm2です。

(個数はすべて、県内20数カ所の測定機関の平均値)

(2011年12月11日作成)

棒グラフは,シーズンスギ花粉総数(左軸)
折れ線グラフは,着花率(右軸)
 

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