2014年の山口県のスギ花粉数予測


スギ花粉情報
2014年のスギ花粉数の予測(山口県):2500個/cm2程度
着花率からの推定)

着花率とは,着花の程度を表すもので,ここでは便宜上
{ある木において雄花序をつけている枝の割合(%)}
としています.

解説:
11月上旬の調査では,スギ雄花の着き具合は木により差が著明ですが、多くの木で前年に比し着花率が低くなっています。
今シーズンはスギ花粉飛散の裏年(1年おきの花粉の少な目の年)にあたりますが、裏年としてはこれまでで最も多い程度の雄花の着き具合と思われます。
これま で 観察して きた木の平均着花率からは2200個/cm2程度の予測総数ですが、花粉数が非常に増えてきた2000年以降の相関では、2500個/cm2程度の予測総数となります。
これは平年(最近10年間の県内20数カ所の平均値:約2570個/cm2)とほぼ同等の値です。
また、花粉数が平年より非常に多かった昨シーズン(4300個/cm2)の約60%の値となります。
しかし、今シーズンは観察木以外の木に雄花の多いものが目立つため、この予測を上回る可能性もあります。
実際の飛散数はシーズン中の気象にも大きく影響を受けます。

ヒノキの花芽は過去最多(2330個/cm2)となった昨シーズンよりは少ないものの、平年値を上回る着花状態と思われます。
ちなみに平年値は1010個/cm2です。

(個数はすべて、県内20数カ所の測定機関の平均値)

(2013年12月15日作成)

棒グラフは,シーズンスギ花粉総数(左軸)
折れ線グラフは,着花率(右軸)
 

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