2016年の山口県のスギ花粉数予測


スギ花粉情報
2016年のスギ花粉数の予測(山口県):1750個/cm2程度
着花率からの推定)

着花率とは,着花の程度を表すもので,ここでは便宜上
{ある木において雄花序をつけている枝の割合(%)}
としています.

解説:
11月上旬の調査では,スギ雄花の着き具合は木により差が著明ですが、平均すると前年に比し着花率がやや低くなっています。
花粉数が非常に増えてきた2000年以降の相関では、1750個/cm2程度の予測総数となります。
これは平年(最近10年間の県内20数カ所の平均値:2590個/cm2)を下回る値です。
予測の60%程度となった昨シーズンの実測値(1570個/cm2)よりやや多めの値となります。

実際の飛散数はシーズン中の気象にも大きく影響を受けます。
降水機会が少なければ、花粉捕集値は増加します。

ヒノキの花芽は、170個/cm2と非常に少ない総数となった昨シーズンと違い、今シーズンはたくさん着いており、これまでで最も多かった2013年(2330個/cm2)や2番目に多かった2011年(2200個/cm2)と同程度の着花状態と思われました。
ちなみに平年値は990個/cm2です。

(個数はすべて、県内20数カ所の測定機関の平均値)

(2015年12月17日作成)

棒グラフは,シーズンスギ花粉総数(左軸)
折れ線グラフは,着花率(右軸)
 

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