2000年のスギ・ヒノキ科花粉飛散について(結果)

 2000年は関東・東北では大量飛散と予測されていましたが,シーズン直前のスギ雄花の着花状況や前年夏の気象条件から,山口県のスギ飛散は「平年以下」と予測しました.実際の花粉飛散は予想をはるかに下回る少なさで,県内測定機関全体の平均のシーズン飛散総数は,過去8年間の平均約1600個/cm2に対し450個/cm2と,平年の約4分の1強という結果でした.

 本年のスギ花粉の初観測日は1月3日(柳井、熊毛,宇部)でした.暖冬の予想でしたが,雪の日も多かったためか,飛散開始日は2月11日(光地区)と平年並みとなりました.その後3月上旬に飛散のピークとなり, 4月10日前後に飛散が終了しました.

 一方ヒノキ科花粉は,事前の飛散数の予測が困難ですが,県内の平均シーズン飛散総数は1997年の120個/cm2,1998年の160個/cm2,1999年の240個/cm2に対し,2000年は4月末の時点で100個/cm2であり,ヒノキ科花粉の飛散数も少ないものでした.


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