2007年のスギ・ヒノキ科花粉飛散について(結果)
 今シーズンのスギ花粉飛散について,「山口県の最近10年間のシーズン平均スギ花粉総数1900個/cm2に対し,平 年をやや下回る1500個程度の飛散数となる」と予測しました.
 県内26測定点の平均総飛散数は予測より約60%多い2440個/cm2で、平年をやや上回る値となりました.地区別では,例年通り周南地区、北部地区 の飛散数が多くなっております.
 ヒノキ科花粉の県内26測定点の平均総飛散数は,約330個/cm2です.これはこれまでの平均シーズン総飛散数730個/cm2の半分以下の値とな り、こちらは昨年夏の気象の影響がそのまま反映された形となりました。
 2001年以降の7年間では、スギは多い方から4番目、ヒノキ科は5番目の総飛散数となりました。
  本年は異常なまでの暖冬で、スギの飛散期に降雪がなく、また降雨もほとんど認められなかったことから、花粉が効率よく飛散し、さらに長く空 中を漂うような状況が形成されたのではないかと推察しております。
 ヒノキ科は逆に予想外に少ない総数となりましたが、2005年、2006年と平均を上回る飛散が続いたため、本年は一休みといったところでしょうか。


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