2022年のスギ・ヒノキ花粉飛散について(結果)
 前年秋の定点観測木のスギ雄花の着花状態から、2023年のスギ花粉飛散総数を、県内測定機関の平均値として、平年値3,050/cm2に 対し4,000/cm2程 度で、飛散数はかなり多くなると予測しましたが、実測値は予測を上回る6,430/cm2(平年比2.1倍) と、2019年の6,290/cm2を超える過去最多の飛散数となりました。飛散開始日は27日、最多飛散日は全体の平均では228日でした。シーズン飛散総数が最多であったのは美祢地区の測定機関の11,482/cm2、 最少は防府地区の3,509/cm2でした

一方ヒノキも、4,696/cm2(平年値1,680/cm22.8倍) で、2018年の4,148/cm2を超える過去最多の飛散総数となりました。飛散開始日は225日、最多飛散日は320日で、同日、長門地区の測定機関では5,147/cm2と、1日 の花粉数としてはこれまでで最多の捕集数を記録しました。最多飛散地区も長門で16,319/cm2、最少は山陽小野田地区の1,544/cm2でした

  結果的に、今シーズンの花粉飛散総数は、ス ギ、ヒノキともに過去最多となりました。スギ、ヒノキともに北部地区での飛散が顕著で、特にヒノキは、多くの測定点で平年の2倍前後の飛 散数であったのに対し、北部地区では軒並み平年の3倍を超える飛散数となり、全体の平均値を押し上げました。

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