Nepenthes gracilis

ネペンテス グラシリス


 小型の低地性ネペンテスで、成長が早くとにかく強健な種類。捕虫嚢は長くても10cm位だが、次々に袋を付けて延びてゆくので楽しめる。
 増殖も早く、挿し木の成功率は100%で腋芽もどんどん出るのですぐに株を増やすことができる。
 高温多湿で日照を好む典型的なネペンテスで、自生地では雑草状態とのこと。用土は水を好むので腰水でもかまわない。ただし、低温には弱く、20度を切ると生育が遅くなるようだ。また乾燥にも弱いようである。
 小型だし、水槽等でネペンを初めて栽培する人にも良いかもしれない。
 というわけで、ネペンとはいえいくぶん駄物扱いされそうだが、変種が多く捕虫嚢の色や形は様々なバリエーションがあるので、珍しい種類を集めるとなかなか良いコレクションになるだろう。


N.gracilis

 Nepenthes gracilis maroon/blackという変種で、エキゾチカのeと同じものだろう。
 最初は赤黒い袋だったのだが、良く成長してくるとこんな白い色の袋になってしまった。おそらく上の袋になってしまったのだろう。まあ、これはこれで面白いとは思いますが・・・
 そろそろ伸びてきたし腋芽も出てきたので、ぶった切って挿し木にでもしてみよう。
 実は自生地の写真で良く見るゴテゴテに真っ黒いgracilisが欲しかったのですが、どこかで入手できないもんでしょうか?


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