◆講演会「大内氏の寺社建築」開催


 平成22年の山口開府650年にあたる節目を記念して、山口市菜香亭では、大内氏の歴史、ことに現在も遺産として残っている大内氏の貴重な史跡を中心に学ぶ講演会、『菜香亭歴史学習会「大内文化の遺産」講演会〜山口開府650年記念』を4回にわたって開催しています。
 8月1日(日)午後2時からは、会議室に於いて、第3回めの講演会「大内氏の寺社建築〜500年前の建物の、ひ・み・つ」を開催しました。
 当日は41名の参加者がありました。

 まず始めに、山口市菜香亭の福田館長の講演を行いました。
 サビエルが本国に送った書簡には山口の町に一万人以上住み、家は全て木造だったということが書かれてあることや、司馬遼太郎の「室町の世」を引用されながら、室町時代の日本の様子について話されました。
 つづいて、山口市菜香亭指定管理者でもあるNPO法人歴史の町山口を甦らせる会が、平成19年度山口市地域文化まちづくり推進事業補助事業をうけて制作したDVD「大内文化の遺産U」から「興隆寺編」を、そして平成20年度山口メセナ倶楽部助成事業をうけて制作したDVD「大内文化の遺産V」から「社寺建築編」を視聴しました。

 そのあと、龍福寺本堂設計監理事務所所長高橋好夫さんの講演を行いました。
 高橋さんは現在行われている重要文化財龍福寺本堂の修復作業の責任者でもあります。
 今回は龍福寺本堂だけでなく市内に残る大内氏が関わる寺社建築について一般にはあまり知られていないことを教えて頂きました。
 古熊神社の本殿は極彩色の跡が一部残っていて、もとはカラフルだったであろうこと、瑠璃光寺五重塔の中央にある心柱は1本でできてなく3本が繋げられていることなどなど。
 質問コーナーでは参加者から数々の質問がでて関心の高さが伺えました。