◆講演会「大内氏の仏像」開催


 平成22年の山口開府650年にあたる節目を記念して、山口市菜香亭では、大内氏の歴史、ことに現在も遺産として残っている大内氏の貴重な史跡を中心に学ぶ講演会、『菜香亭歴史学習会「大内文化の遺産」講演会〜山口開府650年記念』を4回にわたって開催しています。
 9月26日(日)午後2時からは、会議室に於いて、最後となる第4回めの講演会「大内氏の仏像〜大内氏の韓流ブーム!」を開催しました。
 当日は38名の参加者がありました。

 まず始めに、山口市菜香亭の福田館長の講演を行いました。戦国期に花開いた地方の都市文化のうち、山口はもっとも古いもののうちの一つで大変歴史があり、三島由紀夫、司馬遼太郎、五木寛之、古川薫など多くの作家達が取りあげて書いていることを話されました。
 そのあと、DVD「大内文化の遺産」より「大内氏の仏像」を鑑賞しました。  

 つづいて、山口県立美術館の岩井共二学芸員による講演を行いました。
 まず、大内氏が栄えていたときの朝鮮王朝の説明があり、時の王様により崇仏と抑仏の時代があり、日本にある朝鮮渡来の文化財の中には、抑仏政策の時に余剰品となった仏像・仏画・朝鮮鐘・大蔵経が払い下げられて渡ってきたものもあるのではないか、という推論を話されました。
 また、市内に残る重要文化財の興隆寺の銅鐘や今八幡宮の鰐口には朝鮮形式の模様が入っているが、それは日朝貿易を通じて大内氏には明確に朝鮮への憧れがあったのではないかと話されていました。