◆「毛利氏の風水〜第3回歴史の町山口を風水でみる」開催


 平成21年5月30日(土)と31日(日)、山口市菜香亭指定管理者歴史の町山口を甦らせる会主催で、「毛利氏の風水〜第3回歴史の町山口を風水でみる」講演会・探訪会を開催しました。
 山口のまちの発展は室町時代の大内氏にルーツがあり、鎌倉と並んで中世の風水が残る数少ない都市です。「大内氏の風水」についてこれまで研究・普及活動を進めてきましたが、この度はもう一つの核「毛利氏の風水」に焦点をあて、その特色や関連スポットについて取り上げました。

 講師の目崎茂和(めざきしげかず)先生は、現在南山大学総合政策学部総合政策学科教授。専門は環境学、地理学で、世界各地の環境調査の過程で、風水学の研究も進めてこられるとともに、風水など環境を生かした「地域づくり」にも参画されております。
 これまでの山口での風水によるまちづくりの企画にも、当初よりご助言・ご協力いただいてきました。
  30日の講演会では、大神宮から今八幡宮に通じる脈に、新しい藩庁をおき、今八幡宮の後ろに豊栄神社・野田神社をおいており、まさにこれから天皇家とともになされる「維新」を思わせる、近代風水がみられるのではないか、と指摘されました。
 防府・萩の風水についても分析され、毛利の風水から、これからの新しいまちづくりにどうつなげていくのか、ぜひみなさんに考えていただきたい、と課題を投げかけられました。
 講演会のあと懇親会が行われ、ここでも参加者と活発な質疑応答が成されました。

 翌31日は実際に山口の町なかを歩いて、「毛利氏の風水」を体感しようと探訪会が行われました。藩庁門が藩庁に対して、迂回させる向きになっているのは、悪い気をとめるためであること、香山墓所の土饅頭型の墓は、仏教以前からの古いタイプの墓であることなどを説明されました。
 参加者からは、先生の話を聴いて、さらに疑問が湧いてきて、もっと学んでいきたい、などの感想が聞かれました。