イチイガシの堅果
神功皇后神社のイチイガシ
4. 神功皇后神社のイチイガシ

場所 美祢市西厚保町本郷
     中国自動車道美祢西インターのすぐ北側の山裾にある。

指定 県天然記念物(1978) 樹林=市天然記念物
大きさ 6.85m(目通り)約8.00m(根周り)約22m(高さ)空洞大、
      約4.70m(目)約23m(高)空洞あり、3.61m(目)約20m(高)

種の概要
  ブナ科・常緑高木。中国東部から日本の九州、四国、本州(関東地方以西)の暖帯域に分布し、カシ類の中では最大となり、幹周11.90m(2.80m径)、高さ30mに達する。国内では大分県清川村の幹周り11.00mが最大。葉の下面と堅果(どんぐり)の殻斗(帽子部分)に星状毛を密生する。古くは船の櫓としても利用された。また、堅果は渋みが少なく食用にしたのか縄文の遺跡からもよく出土する。
由緒ほか
  応永32年(1425)長門二の宮の長府忌宮神社より勧請。以前に八幡宮があったともいわれる。
  県内のイチイガシの最大の樹であり、このほか樹林内にはクロガネモチ(モチノキ科)の目通り2.82m、シリブカガシ(ブナ科)の1.60m、モミ(マツ科)の3.52mのものがある。モミは日露戦役時に植栽という石柱があり樹齢が約100年と分かる

神功皇后神社のイチイガシ                       撮影2001.11
イチイガシの堅果(どんぐり)

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