龍蔵寺のイチョウ
63. 龍蔵寺のイチョウ

通称 龍蔵寺の大イチョウ
場所 山口市吉敷 滝河内
    山口市内から国道435号線で秋吉方面へ、市街地をはずれて
     吉敷橋を渡るとすぐ左折(良城小学校方面へ)その最奥。


指定 国天然記念物(1942)
大きさ ♀6.10m(目通り)+支幹1.15m(目)9.80m(根周り)
       約35m(高さ)
      表示では推定樹齢850年とされる。

種の概要 8再
  イチョウ科・中国原産といわれるが、中国でもほとんどが栽培品で、はっきりした自生地は浙江省天目山に胸径0.5m以上が244株、1.0m以上が8株あるという。(「中国樹木奇観」2003)落葉高木で幹周18.80m(6.00m径)、高さ45mを超える。雌雄別株。日本には古く中国から入ったらしく、社寺によく植栽されて巨樹も多い。幹枝から乳状突起を下垂するものも見られる。国内では青森県深浦町のものが幹周20.00m(約6.37m径)で最大、中国では貴州省福泉市にある胸径4.79m、樹高38.5mが最大とされる。

由緒ほか
  真言宗・寺伝に文武天皇2年(698)役行者が熊野権現を創し、天平13年(741)行基が再建したといわれる。
  イチョウが社寺に多く植栽されているのは、火事の時火勢を防ぐことからといわれる。

龍蔵寺のイチョウ                              撮影2001.11

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