妙見社のイチョウ
75. 妙見社のイチョウ

通称 妙見社の大イチョウ
場所 佐波郡徳地町八坂
     徳地町堀から県道防府・阿東線を北上約5km右側。


指定 県天然記念物(1966)
大きさ 8.75m(目通り)約10.60m(根周り)約32m(高さ)
     表示では推定樹齢700年。

種の概要 8再
  イチョウ科・中国原産といわれるが、中国でもほとんどが栽培品で、はっきりした自生地は浙江省天目山に胸径0.5m以上が244株、1.0m以上が8株あるという。(「中国樹木奇観」2003)落葉高木で幹周18.80m(6.00m径)、高さ45mを超える。雌雄別株。日本には古く中国から入ったらしく、社寺によく植栽されて巨樹も多い。幹枝から乳状突起を下垂するものも見られる。国内では青森県深浦町のものが幹周20.00m(約6.37m径)で最大、中国では貴州省福泉市にある胸径4.79m、樹高38.5mが最大とされる。

由緒ほか
  創建年代不明。吉敷郡氷上(現山口市)妙見社を勧請というから、大内氏の時代であろう。風土注進案に「銀杏木、周り貳丈五尺高弐拾五間余、元より三間位上り一の枝有り、寛政四年の秋風に折、其枝**四方面の碁盤五面出来たり、星霜幾年を経たり共しれす」とある。

(追記)台風で上部折損-切損。

妙見社のイチョウ                              撮影2000.05

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