花尾八幡宮のムクノキ
77. 花尾八幡宮のムクノキ

場所 佐波郡徳地町島地
     徳地町島地の中心部にある。
     車では側道に入ると狭く注意が必要。


指定 樹林=県自然記念物(1984)
大きさ 5.08m(目通り)約7m(高さ)主幹空洞。上部折損。

種の概要 5再
  ニレ科・落葉高木。インドネシア、中国、台湾から日本の九州、四国、本州(関東地方以西)の亜熱帯〜暖帯域に分布する。大きいものは幹周約7.90m(2.50m径)、高さ30mに達する。
  ムクノキは日本では古くからエノキと共に一里塚、道の分岐点、小祠などの日陰樹、神社では神の「依り代」として保護され、植栽もされて来た。秋期黒熟する実は果肉が甘く、子供たちが食用にしていた。

由緒ほか
  和銅4年(711)豊前国宇佐八幡宮より勧請、創建。現在地に移ったのは天正2年(1574)といわれる。
  樹林はツクバネガシ群落で、樹林中には目通り約4.00mのツクバネガシ、3.05mのアベマキ、本殿前には3.50mのイチョウなどがある。

花尾八幡宮のムクノキ                          撮影2003.05

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