
赤間硯は硯の高級品として知られています。
赤間硯の原石「赤間石」は、細かく一定した鋒鋩(おろし金のような役目をする
目に見えない細かい突起)が無数にあるため、硯として優れた石質です。
よく磨墨、発墨し、得墨も早く、さらっとのびの良い墨汁を得ることができます。
また、石質に粘りがあるため彫刻しやすいことが特徴です。
現在でもそのほとんどが手作業によるもので国の伝統的工芸品に指定されています。
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約20×12cm |
約19×12cm |
約17×11cm |
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約18.5×12.5cm |
約16.5×9.5cm |
約14×8cm |
約12.5×6.5cm |
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特大 |
特大 |
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赤間硯の由来については明確ではありませんが、
鎌倉時代の初めに、鶴岡八幡宮に奉納されたという記録があります。
毛利氏が藩を治めていた時代には、原料となる石が採れる山は入山を禁じられ、
参勤交代の贈り物等として硯が必要になると、藩主の命令で採掘がされました。
こうしたことから、長州藩の名産として簡単に手に入れることのできないものでした。
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