◎うるう年にはお墓を建ててはいけない?
日本では、明治7年までは、月を対象にした太陰暦を使用しており、うるう年には一年が13ヶ月ありました。当時のうるう年は、平常の年よりも1ヶ月多いので、節約の習慣が生れました。つまり「節約すべき時にわざわざお墓を建てなくても」というわけです。結局はそうした理由だけで、ましてや太陽暦を採用している現在では、全く意味の無い事です。
◎お布施は、いつどこで?
お布施は、法事、彼岸、盆、葬儀など、お寺さまとご縁がある時に差し上げるものです。もちろんいくらでなければならないという決まりはなく、気持ちのありようによります。その人の収入や地域のしきたりなどを考慮に入れて決定するのもよいでしょう。また、お渡しするタイミングと場所は、その場で差し上げないで、あとでお寺さまへお届するのが正式とされています。葬式の時には、喪主が日を改めて持参し、本堂に参拝するようにします。
◎お彼岸・お盆のほかの先祖供養
先祖供養は、葬式から五十回忌・百回忌といった年忌などのように、長い付き合いになります。また先祖が多ければそれだけ回数も多くなるものです。こうした年回法要は、亡くなられて一年後の命日を「一周忌」、二年後の命日を「三回忌」、六年後の命日を「七回忌」というように数えます。
◎お墓の値段について
お墓の広告などで、「通常価格○○万円を特別価格△△万円でご提供!」などというものを見かけますが、それは本当に安いのでしょうか?
その様な場合の多くは、通常価格と書いてある金額はかなりの高額で特別価格を割安に見せる為の物です。当然、不当広告にあたるわけです。その他、石の種類を偽ってお客様に販売する業者もあります。徳山みかげなどもそれに似た石に徳山という言葉を商品名の中に入れたりして表示している場合などもあります。ご注意下さい。
・広告などで墓地とお墓セットでの販売がありますが、実際に分けて考えてみたら決して安くない場合があります。
・墓地購入時、ご注意ください。指定業者などが決まっている場合には、他社での墓石の購入・施工ができない場合や別途お金を請求される場合があり、結果的に割高での購入を余儀なくされる場合があります。
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