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宇部市議会(19年12月)定例会議事録
一 般 質 問 (市 政 会)
井 仁 議 員
○議長(小川裕己君) 順位第8番、高井仁君の発言を許します。
◆26番(高井仁君) おはようございます。市政会の高井仁であります。本日は、2つの件につきまして質問いたします。
まず第1の質問、第22回現代日本彫刻展及びこれに関することについてであります。これにつきましては、昨日、兼広議員からありましたので、少し触れる程度にいたしたいと思っています。
この彫刻展を当宇部市において開催することによって、宇部市の文化の程度を示すという一方、財政難のこの時期に、金がない、ないと言いながら、たくさんの費用を必要とし、彫刻推進室という常設の組織のもとに、多くの職員を要する彫刻展を行う必要があるんだろうかという意見を多数の市民から聞きます。しかも、結構な知識人からも聞くところであります。
そこで、まず、宇部市において現代日本彫刻展を開催することの意義と、これを今後とも続けるのか否か。続けるのなら、どのような形で続けるのかという、いわゆる将来の展望を含めて、市民にわかりやすくお答えいただきたいというふうに思います。
次に、質問の第2、中心市街地の活性化対策であります。今年度になりまして、中心市街地の整備計画につきまして、御承知のとおり、市民の関心を得る2つの事案がありました。琴芝公園と、山銀の跡地でございます。これの原因は、しっかりした将来計画がないことによるものであろうと言えるのではないでしょうか。
そこで、中心市街地の中でも特に中心となる次の地域について、より具体的な将来計画の策定を行う必要があるのではないかということで、次の2つの点について質問いたします。
まず第1は、昨年11月公表された全体構想図に入っていない、新天町商店街を含めた常盤通り周辺地区についての計画。もう一つは、中心市街地の核となる市役所及び周辺の計画。これについては、特に急ぐ必要があるんではないかというふうに思っております。
以上、2つの件につきまして、壇上での質問を終わります。
○議長(小川裕己君) 藤田市長。
〔市長 藤田 忠夫 君 登壇〕
◎市長(藤田忠夫君) 高井議員の御質問にお答えをいたします。
私の方は、御質問の第2であります。中心市街地の整備について、次についての将来計画を急ぎ策定する必要があるのではないかということで、第1点が、新天町界隈を含めた全般計画、第2点が、核となるであろう市役所庁舎区域ということでありますが、関連がありますので一括して答弁させていただきます。
本市の中心市街地活性化基本計画においては、市街地の整備改善のために重点的に取り組む7つの事業を掲げており、市役所及び周辺の整備と新天町界隈を含めた常盤通り周辺地区の整備、これは密接な関連があり、市役所庁舎の建設や新川大橋のかけかえ、常盤通りの景観整備、真締川公園の整備など、常盤通りや新天町を含めた一体的な計画づくりを行うこととしており、広く市民の皆様からの御意見をいただき検討を進めるためのたたき台として、昨年11月に全体構想図を公表したところであります。
また、市役所庁舎は中心市街地のまちづくりの核施設として位置づけていることから、基金への積み立て状況や今後の財政状況を見ながら、財源に応じた分割的な庁舎の建設等の対応策についても検討すべき時期に来ていると考えております。
今後は、全体構想の熟度を高めていくとともに、全市的な視点からの協議も必要と考えておりますので、商工会議所や学識経験者、企業、地域団体の方々により組織された中心市街地活性化協議会を設置し、広く市民の皆様の御意見をお聞きしながら、中心市街地の活性化に取り組んでまいりたいと考えております。
以上で、私の壇上の答弁を終わります。
○議長(小川裕己君) 前田教育長。
〔教育長 前田 松敬 君 登壇〕
◎教育長(前田松敬君) 高井議員の御質問にお答えいたします。
御質問の1、宇部市において現代日本彫刻展を開催することの意義と、これの今後の展望等についてでありますが、本市は、戦後の公害対策の一環として、宇部方式の緑化事業を進める一方で、青少年問題という大きな問題を解決するために、心と体の健康を取り戻す取り組みを始めました。このような背景から、まちを彫刻で飾る運動が生まれ、現代日本彫刻展の開催へと広がり、都市環境やまちづくりとのかかわりを追求してまいりました。
この間、本彫刻展は、国内有数の若手作家の登竜門として、あるいは時代の最先端の彫刻を追求する場として、我が国戦後美術史において大きな足跡を残し、彫刻芸術の発展に多大な貢献をしてきたところであります。現在では、46年の歴史を持つ国内唯一の野外彫刻展となり、またベネチア、サンパウロに次ぐ世界で3番目の長い歴史を持つ彫刻展となっております。
一方、全国自治体の先駆けとして、彫刻のあるまちづくり事業を展開するために、市内随所に彫刻展の入賞作品等を展示するとともに、彫刻マップの作成やライトアップを行うなど、市民が日常的に彫刻に親しみ触れ合うことのできるよう努めてきたところであります。
今後につきましては、緑と花と彫刻の博物館とあわせ観光資源として全国に発信するとともに、多くの人に親しまれる彫刻展として充実してまいりたいと考えております。
以上でございます。
◆26番(高井仁君) 答弁の順が逆になったようですが、まず彫刻の方から質問いたしたいと思います。先ほど申し上げましたが、昨日もありましたので簡単に行いたいと思います。
まず、壇上答弁についての質問ですが、緑と花と彫刻の博物館とあわせて観光資源として全国に発信するというふうに申されましたけど、どのようなことを考えておられるんでしょうかね。中身としては、今から考える、大変なことだと、難しいことだと思いますが、例えばでもいいし、こういうことを考えとるというのがありましたら、ひとつよろしくお願いしたいと思います。
◎教育部長(中村彰男君) 今回の彫刻展の期間中におきまして、彫刻ワークショップ、それからウエディング、それからナイトミュージアムなどのように、多くの市民に親しんでいただけるイベントや、ドキュメンタリー番組の制作、あるいはQRコードのように作家や彫刻にも親しんでいただける取り組みを行ってきたところでございます。
今後とも彫刻展の開催にあわせまして、このようなさまざまなイベントなどを行うことにより、緑と花と彫刻の博物館との相乗効果を図るなど、常盤公園を活性化することで、また広域の産業観光協議会の取り組みとタイアップするなど、全国からも観光客を誘致できる観光資源として取り組んでいきたいと考えております。
◆26番(高井仁君) 難しいことだと思うんですけど、観光資源として全国に発信するというのはどういう──PR的なことになると思うんですが、この点について、もう少し聞きたいと思います。
◎教育部長(中村彰男君) 今まで、市民に親しまれていないというような声も聞いております。まず、市民にも知っていただいて、まず口コミで広がると。それから、宇部市に来られたときに、今まで彫刻ということ自体が、きのうもちょっとございましたけれども、宇部に来られた皆様が、彫刻の宇部といいながら、宇部の実感を、彫刻の実感をされてないというようなこともございます。
そういったことで、昨日も申し上げましたが、ある程度彫刻自体の集中的な設置といったことを踏まえまして、彫刻ということを宇部市のブランドとしてPRすると。それとあわせまして彫刻展というのも、世界でも3番目というようなこともございます。そういったものを含めまして、いろんなホームページなり、それから観光のエージェントなどを通じてのPR、そういったことも含めまして、そういう情報発信をしていきたいということでございます。
◆26番(高井仁君) 先ほど申されましたけど、多くの人に親しめる彫刻展という意味で、もう一度言ってください。親しめる彫刻展のためにどうすればいいか。
◎教育部長(中村彰男君) 先ほども申しましたけれども、これまでも日常的に彫刻と親しみ触れ合えるように、彫刻展の入賞作品等を市内随所に展示し、またマップの作成とか彫刻のライトアップ等を行ってきております。おっしゃいますように、まだまだ理解や関心が不十分と思われることから、彫刻のワークショップや彫刻作家との交流の場を設けるなど努めてきたところであります。
また今回、制作から設置、彫刻展の開催までをドキュメンタリーとして編集したDVDを制作いたしましたので、これらを小中学校や市民、また観光団体等に配布して、いろいろな機会を利用して放映していただくことを考えているところでございます。
また、先ほど申しましたけど、QRコードによる作品紹介、それから彫刻広場でのウエディング、ナイトミュージアムなどを実施し、彫刻展そのものもPRしてきたところでございます。
今後も、市民への啓発のためのワークショップを開催するとともに、協力団体等との意見交換を行うなど、市民が親しみやすく、そしてまた対外的にもアピールができるような彫刻展になるよう努めてまいりたいと考えております。
◆26番(高井仁君) 先ほど壇上で、市民の、こう言っておられる人がおられるよということを紹介しましたけれども、これはごくごく一部の方かもしれません。その中に、46年間でこれまでいっぱい集めた作品がたまり過ぎて、何か始末に困ってどうかというようなことも聞く。そうじゃないと思いますが、この辺の正直なところ、現状で市民の人によく説明しとってください。
◎教育部長(中村彰男君) これまでも、現代日本彫刻展の作品等を寄贈や購入等して、市が所蔵しております。全体で現在で370点余りの彫刻を所蔵しておりますが、その中で、今、議員さんのおっしゃった、実際に展示等しておらないのが4点ございます。これにつきましては、彫刻に触れるのはちょっと危険だとか、ただいま修理を必要とするといったものでございまして、残りの約370点弱につきましては、公園や施設敷地内、また道路敷等で展示しております。
なお、その中の柳原、向井両先生の作品、これは154点ございますけれども、これにつきましては、一斉に全部展示するスペースがない関係上、今、年4回、各20点程度でございますけれども、柳原・向井展ということで展示をしておりまして、市民の方に見ていただき、親しんでいただいているところでございます。
◆26番(高井仁君) 質問は今ぐらいにしまして、遊んでおるのは4点しかないということは、まだまだたくさん、それほど目には触れておりませんので、余地があるなと、有効に活用されておるなというふうには思っております。
先ほど紹介しました市民の意見に、彫刻展をやめたらどうかという意見があると申し上げましたけども、これは市民の関心が少ないからだろうと思います。関心が少ないのか、はっきり言って関心がないと言っていいんじゃないかと思うような状態であろうと思うんです。
40日間の展示期間中、私もほかのこともあって3回行きましたけども、きのうの答弁の中で3万人の人が来られたというふうにございましたけれども、正直言って本当かなというような気がするんです。それはそれとしていいんですが、まだまだ関心がないということをつくづく思います。関心がないということは、何かやり方が悪いんじゃなかろうかというような気もせぬでもありません。まず、こういうことについては、地元の市民の理解を得ることがまず第一だろうと思います。その後、全国に発信だろうと思います。
市内随所の入賞作品等によって、市民の関心を集めているというふうに申されましたけれども、市内にただ置いておくだけじゃだめだと思うんですよね。真締川沿いに犬の首みたいなのがありますけど、あれは見てわかる。それから、昔の、古代の彫刻というのは見てわかるわけです。ところが、現代彫刻というのは御承知のとおり、何か作者の意見を聞くとか、説明がないとわかりにくい。
例えば私、東岐波におり、東岐波の前田の国道沿いに大きな、じょうごを横にした大きなのがありますけど、みな車で、あれは何だと思って通るだけの話なんです。作者の意図というのは全然わかってこない。何だあれは、だけで終わってしまう。その辺のところを展示について、やり方について考える必要があるんじゃなかろうかと思うんであります。
例えば、全国に発信って、さっきから何回も聞きましたけれども、宇部彫刻の日というのをつくったらどうですか、例えば。よそにあるんですね。全国的にあると。宇部彫刻の日ということで売り出す。そして、売り出すにしても、テレビでも全国ネットのテレビでやらぬと、地方のテレビではだめ、全国に発信するんですから。
東京に宇部倶楽部というのがあります。市長さんはしょっちゅう行かれますが、私も行ったことあります。ここには、宇部出身者のそれぞれのそうそうたる人がメンバーにおられます。そういう人たちを伝って、全国系のテレビに売り込むとかいうのも一つの方法でありましょうし、それから新聞でも全国紙に年に1回、何百万、全国紙4紙ありますかね、1面借り切って何百万、1,000万以上するかもしれませんけども、年に1回ぐらいやってみたらどうですか。それによって、全国に声が届くのではなかろうかと思うのであります。
私がこれ心配しておるだけならいいんですけど、何かこう46年間というのがマンネリになっとるんじゃなかろうかというような気がするんですよね。実はひとつ、私ごとですけども、ちょっと紹介します。私、13年前、Uターンしてこっちに帰りました。その前の職場が海上自衛隊におりまして、横須賀におりました。定年退官のときに、当時の市長にごあいさつに行きました。ふるさと帰ります、田舎へ帰りますと言ったら、どこですかと言いましてね。山口県の宇部という所です、ああ、彫刻の町ですねとすっと言われた、そのとき。えっと思って、そのころ彫刻そのものを全然知りませんでしてね。13年前です。藤田市長さんが市長になられた後ですね。あのころは、元気に発信しとったような気がするんですよ。
ところが、今でもよそでそういうのを聞くんならいいんですけど、ええのかなということ。全国に発信する場合に、地元の方の関心がないと、よそで聞いた人が、宇部は彫刻、宇部の人が、それは知りませんじゃ話になりません。この辺のところをお考えの上、ひとつ御検討をお願いしたいと、こういうふうに思います。
現在のままでしたら、はっきり言ってやめた方がいいと思います。進むも勇気が要りますし、やめるのも勇気が要ります。現状でしたらやめなくて済むように、宇部の売り出しの一番大きな行事だと思いますので、これを盛り立てていくようにお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
彫刻については以上で終わります。
次に、中心市街地の件で申し上げます。
まず、先ほど答弁の中で、中心市街地活性化協議会をつくるというふうに市長さん申されました。これについて若干御質問いたします。この会は何を目的と──活性化でしょうけども、目的とするのか。また、どういうメンバーでやろうとしておられるのか。この辺につきまして、もしメンバーについては、まだまだ決まってなければ、言える範囲でいいですから、ちょっと御紹介願いたいと思います。
◎都市開発部長(西村博充君) まず、中心市街地の活性化協議会の目的ということでございましたが、中心市街地の活性化につきましては、これまで地元の方々と協働で、計画づくりから事業の実施までということで進めてまいりました。ただ今後は、全市的な観点からの協議も必要と考えておりますので、この協議会は、魅力とにぎわいのある中心市街地の形成を図るための方策についての協議を行うことを目的としまして、設置をすることとしております。
2点目の協議会のメンバーについてということでございますが、協議会のメンバーは、市長を会長といたしまして、商工会議所や学識経験者、企業、地域団体の方々で構成することを考えておりまして、現在、調整を行っているところでございます。
◆26番(高井仁君) 今の協議会、いつごろから動き出しますか。
◎都市開発部長(西村博充君) 立ち上げの時期につきましては、できるだけ早い時期に設置をしてまいりたいということで、今、調整を進めているところでございます。
◆26番(高井仁君) 中心市街地の活性化と叫ばれまして、もう数十年たつような気がするんですよね。いろいろ今までやり方について試行錯誤はあったやに聞いておりますけれども、今ごろになってやっとという気がいたしますけれども、市長さんをトップにやられるということ、これは本物だなというような気がして喜んでおる次第であります。なるべく早い時期に動き出しまして、実のあるものにしていただきたいと思っておるんです。質問は以上までにします。
中心市街地の整備については、従来はいわゆる空き店舗対策とかやる気のある店のネットワーク化とかいうふうに、ソフト事業が主でありました、中央町を除きましてはね。このソフト事業は、今後も続ける必要があるというふうに思います。聞くところによると、相当効果があると。先日も、ある商店街でいったら、あと2つあいたんだけど、1つはそれで詰まりましたというふうに聞いておりました。これは続けていただきたいと思います。
それから、中心市街地については、中心市街地活性化基本計画によりますと、大きく分けて、市には7つの事業というふうに書いてありますが、これが中央町地区、それから市道宇部新川駅沖ノ山線、それから宇部新川駅前のいわゆる西の方のエリアと、それから市役所周辺、常盤通り周辺地区、真締川沿い、いわゆる東の方のエリアがあろうと思います。これまで西の方のエリアの中央町三丁目界隈にいろいろお金をかけられたというふうに聞いておりますが、このあたりのところをもう少し具体的に説明してください。
◎都市開発部長(西村博充君) 中央町三丁目界隈ということでございますが、中央町三丁目の地区におきましては、まず中央町三丁目の土地区画整理事業と、それから宇部新川駅沖ノ山線街路事業というのを実施しております。平成13年度から平成18年度までに、約35億8,000万円の投資ということになっております。
◆26番(高井仁君) 35億円、すごいお金ですね。一段落したやに聞いておりますが、このお金をもう少し東の方にも向けていただけたらというような気がいたしております。東の方のエリアの新天町商店街を含む、いわゆる常盤通り周辺地区を重視して整備にかかる必要があるんじゃないかというのが、私どもの考えであります。例の基本計画には、既存大型店と周辺商店街との回遊性の向上を考慮しつつというふうに、優良建築物等の整備事業等を活用してとありますが、特に新天町の商店街に目を向ける必要があるんじゃないか、回遊性という意味で必要があるんじゃなかろうかと思ってます。
新天町は、基本計画によりますと、常盤通り周辺地区の整備の中に大まかな図は入っていますが、ほとんど文章として記述がないんですよ、現実は。それから、昨年11月に公表されました全体構想図、これたたき台って先ほど申されましたけど、これに新天町が入ってないというような現状であります。
宇部市の中心市街地全般的に駐車場が少なくて、これがまた寂しくなっとる原因であろうと思われますけど、特に新天町商店街には駐車場がほとんどない。民間のが一つありますけれども、この前聞きますと、なかなかお金を払って行くということが嫌われまして、ついつい郊外の大規模小売店舗に行くと。車は幾らでも置けますからというふうになっとるだろうと思います。
また、新天町はブロックごとに建てかえてモール、いわゆるモールをつくろうという、地下に駐車場、1、2階に店舗、3階以上は住居というんでつくろうという考えも聞いたことあります。これらに対してハード面の、ソフト面については先ほど申し上げましたが、今までどおり続けていただくとして、西の方で一段落しとるわけですから、東の方のこのあたりにハード面、いわゆるお金をつぎ込んでいただければというふうに思っております。
○議長(小川裕己君) 高井仁君、あと2分です。
◆26番(高井仁君) はい、了解。次に、市役所及び周辺の整備の核は、何といっても市役所及びその駐車場との関連施設であります。これがどうなっとるかで周りが変わってくると思います。そのために金がないから建築は後にしても、計画は急がなくてはならないということで、昨年の9月の議会で市役所の建てかえについて、庁内に市役所建築準備委員会をつくると申されましたが、これの進捗状況といいますか、成果といいますか、よろしくお願いいたします。
○議長(小川裕己君) 木藤総務部長、手短に。
◎総務部長(木藤昭仁君) お答えいたします。
庁内の検討組織につきましては、昨年の10月末に、副市長をトップに、庁内の関係部で組織する検討委員会を立ち上げております。11月に会議を開いておりますけれども、従前の検討してきた案等を総括をいたしました。ただし、厳しい財政状況の中、具体的な庁舎の建設案を作成するまでに至ってないのが現状でございます。
したがいまして、先ほど市長が壇上で御答弁申し上げましたように、基金への積み立て状況、あるいは今後の財政状況を見ながら、財源に応じた分割的な庁舎の建設等の対策についても、今後検討を進めてまいりたいと考えております。
○議長(小川裕己君) 高井仁君、まとめてください。
◆26番(高井仁君) 昨年、泥棒を捕まえて縄を編むのか、縄を編んでおいて泥棒が来るのを待っとるのか、どっちだということを言いまして、委員会をつくると言われたんですが、この委員会も早急に実のあるものにしていただきたい。委員会を運営するのは、お金はかかりません。建物はその後でいいんです。ちゃんとした計画があってこそ、いいものができるものです。
いずれにしましても、先ほど、宇部市の中心市街地活性化協議会、これを立ち上げると言われました。これに期待するところ大でありますので、これを中心に、少しでもいい宇部市になるように御尽力をお願いしたいということで、私の質問を終わります。
以上です。
○議長(小川裕己君) 以上で、高井仁君の質問は終わりました。
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