更新日:2013年09月14日

簡単な受け入れテストで貴重な時間の損失を防止できます

受託型システム開発の工程においては、ユーザの方にお願いするテスト作業もあります。
受け入れテストもその一つで、不具合修正、機能追加や変更(すなわち保守開発です。)を行った際、
引渡直後に行っていただくテストです。

 受託側の開発者がしっかり開発し、動作確認をしておくのは当然です。それに対するユーザのご信頼はありがたいことです。
しかし、お渡しした最新版モジュールをいきなり本番稼働時に導入・操作するのは無謀です。
例え有名なデザイナーに注文したからと言って、ウエディングドレスを試着もせずにいきなり結婚式に臨んだりしませんよね。
それと同様です。

実をいうと、私なんかは、引渡後何も連絡がないと、うまくいったものと思い、すぐに開発内容を忘れてしまいます。
万一本番時に問題が見つかると、まず思い出すのに時間を取られるのです。
貴重な時間を失い、焦ってさらに次のミスをしてしまいそうになる、という苦い経験があります。

受け入れテストの内容は、簡単で結構です。ごく普通に日常業務で操作する内容を1つか2つ、それで充分です。
ただ、事前に内容(入力データや操作する機能など)を決めておいてください。
それにより、さっと済ませることができます。面倒だとどうしてもおっくうになります。

このテストに不合格なら遠慮無く(遠慮の必要もありませんが)開発元に差し戻しましょう。
そのほうが開発元とのコミュニケーションも風通しがよく、結局効率的に修正が終了することになります。

投稿者 tips-com : 2013 有限会社ティプス・コムプリートへのお問合せはこちら