有限会社ティプス・コムプリート: ソフトウェアテスト用語辞典 > ま行
更新日:2005年06月22日

マトリックスと表

 表のおもな役割は記述しやすくすることである。表によりプログラムや、ハードウェアの振る舞いを要約できる。仕様を理解していれば、テストを全然しなくても表の項目を埋めることができる。
 マトリックスのおもな役割はデータ収集である。マトリックスにより、二つ以上の変数、環境、ハードウェアの種類やイベントの組み合わせがテストしやすくなる。行と列の表題は、テスト条件を定義している。テスト担当者は、テスト実行後にマトリックスの対応する欄に結果を記入する。

『基本から学ぶソフトウェアテスト』 Cem Kaner/Jack Falk/Hung Quoc Nguyen

投稿者 tips-com : 2005

更新日:2005年06月17日

命令網羅(基準)

 論理網羅の基準の一つ.
 プログラムのすべての命令が少なくとも1回は実行されることである.残念なことに,これは弱い基準である.つまり,適切なホワイトボックス・テストとしては,すべての命令が少なくとも1回は実行されるように十分なテスト・ケースを書くことが必要ではあるが,これでは十分な基準だとはいえないのである.

『ソフトウェア・テストの技法』 Glenford J.Myers

 パス網羅基準の一つで、最も弱いもの。
 これはすべてのソースコード中の命令を最低一回実行するだけでよい。この基準だけでは充分というにはほど遠い。

『基本から学ぶソフトウェアテスト』 Cem Kaner/Jack Falk/Hung Quoc Nguyen

投稿者 tips-com : 2005

更新日:2005年05月01日

モジュールテスト

 ユニット・テストとも呼ぶ.
 1つのプログラムのなかのサブプログラム,サブルーチン,またはプロセジュアのテスト過程をいう.すなわち,そのプログラムを最初から全体としてテストするのではなく,まずプログラムのより小さな構成ブロックに焦点をあててテストするのである.

『ソフトウェア・テストの技法』 Glenford J.Myers


追記

 単体テストとも呼びます。

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