無形文化財
自費で御寄り致したく − 再度、「はがき」で−


差出人 小山冨士夫先生
受取人   河野英男  
  [葉書] 昭和31年5月24日付


































「小山先生からのはがき」は「山口県文書館」に寄贈してあります。
 いったん「寄贈」したら、たとえ寄贈した本人でも特別扱いはできないてとして、「スキャナ」での取り込みは許されませんので、手元にコピーとしてのこしたものを「スキャナ」で取り込みました。

拝啓六月三日東京をたち、十日頃迄熊本、佐賀へ参りますので、帰途萩焼窯元をたづねたいと思います。
はぎへは十二日頃参上致したいつもりです。
自費で御寄り致したく課の了解も得ていますので、派遣申請は出さないで下さい。
ただし、同好の方御集まりなら熊本で講演のためカラースライド百枚ほど持参しますので皆さんに御目にかけましょう。
今日横山繁雄氏も御来訪、萩に寄るようにとの御すすめうけました。



[参考]
 小山先生からは、既に[5月7日付けの手紙]をいただいています。
 それなのに、再度、自費でと繰り返されています。
 「萩焼から一人申請」であれば、ダメ≠ネらダメ≠ニ言えばよいのでしょうが、小山先生に「来県調査」していただくということは、いわば中央審査≠するということです。
「中央審査」に2人≠熕\請させるということは、1人≠ヘ認めるという含み≠ェあると思われては困ると思われたのでしょう。
当時の萩焼≠フ認知度≠ゥらすると、二人ともダメ≠ニいうこともありうると思われたのでしょう。
 「休和物語」にいうように、既に小山先生から認められていたということがおかしい≠ニいうことがわかっていただけたでしょうか。